いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ベン・トー #12(最終回)



うなぎ食いたい!!
食力をそそる色艶に湯気。うなぎ弁当の作画が最高だった。さすが弁当美術監督なるものがあるだけのことはある。


で、注目の最終回は……
う〜ん、こういう展開にしたのか。
佐藤の腹の虫からの共鳴というのも狼らしくて嫌いではないんだけど、原作の展開に比べると狼たちに感じる気持ちよさ清々しさが大分薄れちゃってるんだよなぁ。「(協定を)結ぶわけないでしょ。全員笑うのを堪えてて喋れなかっただけよ!」から続く狼たちの大バカで熱い言葉の数々がカットされているのが痛い。
その分、佐藤のカッコよさは120%でそこは満足。変態は誉め言葉だ!w
ラストはいつものようにED流して先輩としっぽり




〜アニメ全体の感想〜
まずは
「作者(アサウラさん)が潰されなくてよかった」
SD文庫のアニメ化は作者が不幸になる例ばかりなので、これが一番の危惧だった。
BD、DVDの売り上げは知らないが、ニコニコの視聴数やコメントを見る限りではそこそこ成功と言えそうで、SD文庫のアニメ化=黒歴史のジンクスを回避してくれたことに一安心。
出来の方の個人的な意見としては
佐藤の一人語りによる脱線こそベン・トーの真髄だと思っている自分にとって、原作の面白さの半分近くは削られてしまったよう気はしているが、それでもネタの宝庫でよく分からないけど無駄に熱くて面白いベン・トーらしさは出ていたかと。尺の問題もあり、削って欲しくないネタや台詞がいっぱい削られていたのは心残りだが。
でもその分、作画は凄かった。
クオリティを落とすことなく、エロと弁当の両面では目で楽しませてくれた作画監督、アニメーターさん達には感謝。
大好きなシリーズで期待より不安の方が大きいアニメ化で、ニコニコで視れると知っても「1話で絶望して切るんじゃないか」と思っていたのだけど、いい意味で裏切られて良かった。文句を言いつつも最後まで視て楽しむことが出来る作品だった。アニメを1クール見続けたの久しぶり。