いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「変態王子と笑わない猫。6」さがら総(MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。6 (MF文庫J)
変態王子と笑わない猫。6 (MF文庫J)

年末恒例、ちょっと変わった修学旅行の季節がやってきた。果たして誰の意思なのか、ぼくと一緒の班になったのは、小豆梓と天敵・副部長!? 「最後の旅行なのに――ずるい。です」……一方、学年の違う月子はのけ者扱いに拗ねまくり、暗黒魔王ポイントをもりもり貯めていく。魔王×猫像×天敵ときたら、何も起きないはずがなく――「げへげへ。女の子のパンツ食べたい」「ぎゃー! なに言っちゃってんの!?」……この冬、彼と彼女の関係に重大な異変が? 爽やか系変態ラブコメ、待望の第6弾! 優しいコミュニケーションの物語は、新たなる青春のステージへ――。


今回はあずあずのターンか。前が月子のターンだったから仕方なし。あずあずのワンコ可愛さでも堪能しようと思っていたら、あれ? あんまり目立ってないような……え? 副部長のターンなの? ああ、表紙は新キャラかと思ったら副部長だったのね。
そんなわけでまさかの副部長回。猫神さまのおかげで何でもありなこのシリーズで男女の中身入れ替わり、いわゆるTSものは来るだろうと前々から思ってはいたが、その相手が横山を一番嫌うツンデルさんとは予想外。
しかも、内容も予想外。がっつり青春ものじゃないですか! まあ、表面上はいつも通り変態チックなんだけど。
ただ、横寺が本調子じゃないというかなんか違う。女の子の身体になったらもっといろいろ際どいラインでやってくれると信じてたのに!w という1割冗談は置いといて、最後がただの自己犠牲野郎なのはどうだろう。結局のところ優しいのはいつもだけど、もう少し機転が利いたような。ちょっとキャラが違くないか?
全体的に萌えが控えめで、終わりが月子は凹んだままで後味もよろしくなく個人的には低調の巻だった。


で、結局エミさんは何しに来てたんです?