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「ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング」川原礫(電撃文庫)

ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)

幼少の頃から追い求めた少女・アリスとついに再会したユージオ。しかし、そのアリスに、昔の――≪ルーリッドの村≫時代の面影は無かった。禁忌目録を破ったキリトとユージオを捕らえるために来たというアリス。彼女に幼少の記憶は無く、そして自身を≪整合騎士≫と名乗った。
≪公理教会≫の象徴≪セントラル・カセドラル≫の地下牢に繋がれたキリトとユージオだが、キリトの機転でどうにか脱出を果たす。キリトが≪外部≫の人間であることを見抜いた謎の少女・カーディナルの助けをかり、二人はアリスを≪本当の姿≫に戻すため、塔の頂点を目指す!
しかし、≪シンセサイズの秘儀≫により生まれた最強の戦士たちが、キリトとユージオの前に立ちはだかる――!


あー、キリト先生の弱点はやっぱり幼女だったかー……何っ? ALOでは簡単な魔法もユイちゃん頼みの魔法嫌いなキリトが魔法だと!? こここそユージオに花を持たせる絶好の機会だったのに、汚いなさすがキリトきたない。
そんなこんなで、どんなにユージオが頑張っても美味しいところは持っていてしまうキリトを褒め称えればいいのか呆れればいいのか判断に苦しむアリシゼーション編4巻目は、前半が前回の説明の続きで後半が整合騎士との連戦という展開。
前半はキリト先生はロリババアも守備範囲でしたというお話前回の終わりの補足のような形で、驚くような新事実がなかったので特に語ることなし。
後半の連戦は、演出がこれでもかとド派手で燃える燃える。すでに剣技の勝負ではなくなっているとか気にしたら負けであるw それより整合騎士たちが思ったより強くなかったというか、最後に出てきたアリスの強さと他の強さのバランスが取れていないのが気になった。
今回、RPGでいうところのラストダンジョンのラスボス前の中ボスラッシュみたいな展開だったけど、キリトが二刀を持ってないってことは本番はまだ先なんだろうなあ。


ついにアスナの出番がなくなったか……。アリシゼーション編は間の現代パートも楽しみだったりしたのだが。もう待つしかすることなくなったから仕方なしか。