いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門)」谷春慶(このライトノベルがすごい!文庫)

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門) (このライトノベルがすごい! 文庫)
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門) (このライトノベルがすごい! 文庫)

今度のの「モテ泣き」はビギナーにも優しい“修羅場特化型”、著者渾身の修羅場オンリー本だ!! 前半の連作短編は幼なじみから人外美少女、猫耳娘、果ては義妹まで巻き込んでの怒涛の修羅場7連発! 続く中編はバカンスで“キャッキャウフフ”な王道ラブコメからドキッ女だらけの温泉修羅場と盛りだくさん! ビョーキ=口説きもパワーアップ! ゲスさ200%増(当社比)で修羅場の限界に、萌えて!魅せます!! 世界の運命? そんなコト知るか!

おおう、帯が真っ赤に染まっているぜ。



ヒロインたちの視点で贈るEx1といつも通りの砕月視点のEx2の二部構成の短編集。
ビョーキのせいで同じことを繰り返しているだけのEx2はほっといてEx1の話をしよう。
こちらもビョーキのせいで似たり寄ったりの展開が多くなってしまっているのが少々残念だが(やっぱこの主人公クソだわ)、普段は知ることのできない女の子たちの胸の内を知れるニヤニヤ度の高い話になっている。
中でも一番ニヤニヤ度が高かったのが幼馴染み・千夏。
砕月が好きなのはバレバレだったけど、ここまでデレていたとは。一生懸命自分を抑えている内心をここまで赤裸々に語られては萌えないはずがない。
可愛さで言うと優沙。正統派ヒロインが自室で一人でちょっと暴走。いいですね、ツボを押さえていますね。キャラが薄いとか微妙にメタな発言させなきゃもっと可愛かったのに。
インパクトではやはり静流。予想以上のクズ父で一瞬同情しかけたが、犯罪行為とはあまり関係ないよねw あなたが「消します☆」とかいうとヤってしまう方向にしか取れなくて怖いのでやめてください。
ちなみにタマさんはどう考えてもヒロイン失格です。本当にありg(ry