いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 XII」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士(12) (MF文庫J)
星刻の竜騎士XII (MF文庫J)

〈七翼将〉アンネゲルトと装甲機竜ブリュンヒルデの襲撃を辛くも退けたアッシュ達。調査の結果、機竜の装甲に使われていた希少金属ミスリルの原産地であり、その供給ルートを掌握するラブロック商工都市連合の存在が浮かび上がる。折しも、ラブロックの元首マキャベリからアヴァロン聖竜皇騎士団に友好条約締結の連絡が入り、代表同士の会談が行われることに。だが、独立国家の代表たるアッシュが外交の場に出る時には?ファースト・レディ?の存在が不可欠とリンダが言い出したため、エーコ達、女性陣は落ち着きを無くしはじめ――!? 美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー、少年少女達の活躍は国家を越え、大陸を跨ぐ!


この世界のメイド強すぎるだろ!
コゼットさんに強敵が現れたことで、図らずもメイドが最強だということがされてしまった。聖騎甲なんてなくてもドラゴンの一頭や二頭楽に倒せそう。そのコゼットさんは海か。まあ大丈夫だろう。シルヴィアには悪いけどあまり悲壮感はない。
と、いきなり脇役のバトルに注目したのは他にはあまりハイライトシーンがないから(^^;
新章開始で新たな敵のお披露目だった前回に比べると、バトルが地味でおまけにレギュラーの触手さんの活躍も控えめと盛り上がりに欠ける。また、ラブコメ成分でもツインテールな新キャラが出てくるも、絡み少なめ&今後の絡みも期待薄とゲストらしいゲストだった。
それと、いまいち盛り上がらなかったのは前半の交渉の場でがっかりしてテンションが下がったのも原因かな。
交渉とは名ばかりで厄介事を押し付けられただけの形のなのに、それを二つ返事で受けて一切疑うことをしないなんて、いくらなんでも考えが無さすぎる。レベッカが付いて行ってこれはない。
……まあ新章の2冊目だから繋ぎの回だったということで。