いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)7」谷春慶(このライトノベルがすごい!文庫)

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)7 (このライトノベルがすごい! 文庫)
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)7 (このライトノベルがすごい! 文庫)

“女”であれば種族老若問わず、オートで口説きまくるビョーキ持ち、望月砕月。前巻で世界を救い(!)、過去の封印を解いた(!)砕月だったが、どうやらビョーキは治っていないらしく……「ハーレム王に僕はなる! 僕の愛なら世界平和を実現できる!」……むしろ、悪化!? 怒濤の如く繰り出される修羅場! 修羅場! どうする砕月!? こんなゲス男でいいのかヒロインズ!! 人気シリーズの最終巻! 真のクライマックスはここからだ!


最終巻にしてこれまでの世界観をかなぐり捨てて、パラレルワールドものになってる!?
前巻で一つケリがついたというのもあるけど、これは大英断。そして6巻よりもストーリーがずっと面白い。
また、今までアクションでは蚊帳の外だった人間ヒロインズの活躍も光る。
静流先輩、蛇女似合い過ぎです。本気で笑ったわw 挿絵が無いのが悔やまれるところ(今回は全体的に挿絵少なめ)
ただ、その代り前巻の最後にやっとやーっとデレたタマさんがほとんど活躍なしだったのが不満。能力を封じられているのならか弱い姫役でも良かったのに。というか表紙はそういう絵じゃなかったのか……。
終わり方が砕月のデッドエンドハーレムものにありがちな終わり方だったのが少し残念だが、主人公のダメさと良さがちゃんと出てたのでこれはこれで。
デレるのが最後の最後だった千夏が真のヒロインってことでおk?