いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ゴールデンタイム7」竹宮ゆゆこ(電撃文庫)

ゴールデンタイム (7) I'll Be Back (電撃文庫)
ゴールデンタイム (7) I'll Be Back (電撃文庫)

夏休みの終盤、実家に戻って同窓会にも参加し、記憶を失う前の過去としっかりと向き合えた万里は、新学期にあわせ晴れ晴れとした心で東京に帰ってくる。
一方、万里が不在の間に、香子や柳澤、千波もそれぞれ新たなステップへと向かう気持ちを固めていた。
自作のエッフェル塔、焼肉、阿波踊り、そしてまた焼肉……。
たくさんの出来事を経るなかで、みんなの関係も移ろっていくが、そんな中で万里の身に思わぬ事態が起こり!?
竹宮ゆゆこ駒都えーじが贈る青春ラブコメ、佳境に突入の第7弾!

うわあああああああああああ!!!
と、叫びだしたくなること請け合いの7巻。
オープニングはそういうことか、副題のI'll Be Backってそういう意味か。岡ちゃん、ベリーショートめっちゃ似合うやんとか、二次元くんがいつになくテンション高いねとか和んでいる場合ではなかった。
いうなれば乱戦のただ中に爆弾を投下して焼け野原にしてしまった様。それでなくてもすれ違いの連鎖でこじれている関係性のど真ん中に、多田万里という爆弾を投じて負の連鎖を起こさせるという悪魔の所業。ゆゆこ先生マジ容赦ない。
断然リンダ派の自分でも香子の心中を察すると胸の痛みは抑えられない。
エピローグも追い打ちをかけるような衝撃のラストで、この先どうなるのか全く予想がつかない。早く続きを!
フラッシュバック(って言っていいのかは不明)で自信がが揺れ動く中、さらなるショックを受けた万里の心理状態やいかに。主に医学的な意味で。


それにしても誰も彼も一切ハッピーエンドのビジョンが見えないな、これ(^^;