いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「変態王子と笑わない猫。7」さがら総(MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。(7) (MF文庫J)
変態王子と笑わない猫。7 (MF文庫J)

あの怒涛の修学旅行から二週間。みんなお待ちかね、クリスマスとお正月の季節だよ! 小豆家によるテディベア残酷パーティーにお呼ばれしてみたり、筒隠姉妹との初詣で大食い屋台⇒酔っ払いコンボにチャレンジしてみたり、あの娘とあの娘のお父さまにもご挨拶してみたり! 着々と包囲網が狭められている今日この頃、月子ちゃんはなにかを決意するようにほわほわ踊っている。そしてついに始まる謎の戦い――「そっちこそ、ぶ、ブタのくせに!」「……そうです。所詮わたしはブタさんです」 大人気爽やか系変態ラブコメ第7弾、わんにゃん戦争・危機一髪!?


おお、小豆お母様お可愛らしい。これは変態王子でなくても「乗りたいです」と答えるしかないじゃない。
母こそが最強の萌えキャラだったか……ヌ?
なにこのクマさん可愛い。無言でもはしゃいでる姿がありありと想像できる。挿絵が腕しかないのがないのが残念だ。
そんなわけで最強の萌えキャラは小豆父だったというお話。
……違うよね。主題はそこじゃないよね。でも良いクリスマスパーティーだったなあ。


修学旅行の事件後、微妙な空気で始まる7巻。
なんたるよそよそしさ。事件の責任を感じて我がままな自分に嫌気がさして、横寺と距離を置こうとする月子。これが月子派の自分には結構きつい。そうかこれが鋼鉄さんが味わっている感覚か。
暫定勝者の梓もそんな月子が気になってラブラブモードにはなれないご様子。
そんな女の子二人が本音をぶつけ合うのが今回のハイライトなわけだけど、女の子同士のケンカは言い合いでもキャットファイトでも妙にハラハラするので少々苦手。平気でいられる上に違うことを考えられる横寺はすげーや。
何はともあれ、月子のメンタルが持ち直したので次からの可愛い姿の期待できそうで一安心。


あ、凌辱されるだけの為に出てきたエミさん、お疲れ様でした。