いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 XV」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士XV (MF文庫J)
星刻の竜騎士XV (MF文庫J)

魔導工学式爆弾〈ゲフィオン〉により、聖都エスパーダ全体を掌握したボロディン。聖都を解放するためには、もはや彼が提案したデス・ゲームに勝つしかない。かくて無慈悲な鐘は鳴り、アッシュ達は絶望的な機竜戦を開始する!  まずはシルヴィア、ルクレツィア、セレス、アーニャが一騎当千の〈四輪の薔薇〉に挑むが、曲者揃いの彼女達の戦術に苦しめられ……!? 一方、聖地アルバレスでは、エーコ達がそれぞれの目的を胸に、厳しい修行に明け暮れていた。美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー! 刻一刻と迫る聖都消滅の時。運命の行方は少年少女に委ねられた!


おいおい。
レギュラーの触手さんだけじゃなく幻覚の粉をまき散らす奴まで現れたぞ。
アニメも始まったし……これは薄い本が厚くなるな!


さて本編は、
えーっと、、、四つに分かれて戦った意味はどこに?
前回のラストでやや強引に一対一×4を作り出したのに、その相手〈四輪の薔薇〉が一騎当千どころか噛ませ犬にもなれない残念な戦いぶりだったために、一切盛り上がらなかったというね(^^; シルヴィア、セレス、アーニャ。新加入のルクレツィアはともかく、他はそれぞれの成長見せたかったんじゃないんかい。
しかも、悪いことにここに尺を取られてしまったせいで他の戦闘も中途半端になってしまっている。結局のところ、デミウルゴスの首脳陣は目的うぃ果たして帰ってしまっているのだから(今回一切出番なし)、エーコのパワーアップ以外はあまり意味はないと思うのだけど。うーん、何をしたかったのかよく分からない。
結果、緊急時でもラブコメを挿んでくるハーレム王に感心しただけに終わった。やっぱりラブコメやってないとダメだな。
次から新章なので、初めくらい空気がゆるくなるといいなあ。