いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「妹さえいればいい。」平坂読(ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、いつも個性的な連中が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。鬼畜税金セーバー・大野アシュリー。天才イラストレーター・ぷりけつ――。それぞれ迷いや悩みを抱えながらもゲームをやったり旅行に行ったり仕事をしたり賑やかな毎日を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、大きな秘密があって――。『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ青春ラブコメの到達点、堂々開幕!!


出版社がどこであろうとイラストレーターが誰であろうと「全裸」という攻めの姿勢を貫く。それでこそ俺たちの読たんだ! 現状ヒロインは三名。脱がされたヒロインは三名。パーフェクトだ。
内容?そんなんどうでもラノベ部から続く平坂読作品の系譜。
『はがない』は止めたい気配ぷんぷんだったのに、新シリーズも同系統の作品を書くのか。需要があるから仕方ないのか、やっぱり好きなのか。
その分、大枠がライトノベル作家の日常で、突発的な沖縄旅行から確定申告まで何が出てくるか分からないテーマ、と、「こういう属性のヒロインが本当に好きなんだな」と察せるどこかで見たことあるヒロインと、思いっきり趣味に走っている感がある。ちなみにヒロインは妹狂の主人公じゃないが、どうみても妹が一番可愛い。
そんな、やりたい放題かつ美少女たちとイケメンがワイワイやってる「どこの大学のサークルですか?」と聞きたくなる内容でありながら、同業の方々から送られているコメントを読む限り意外とリアリティがあるらしい(※但し専業に限る なんて羨ましい(※但し専業(ry
と、色々グダグダと書いたが、単純に面白かった。