いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 XVIII」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士XVIII (MF文庫J)
星刻の竜騎士XVIII (MF文庫J)

故郷での母との再会も束の間、アッシュは盟主サヴォナローラの正体を知った。アッシュにとって、あまりに残酷な真実。それでもこの世界を護るため、自分が盟主を止めるのだと、アッシュは揺るぎない決意を固める。そんな折、オスカーから各国首脳を集めた極秘裏の会談が提案される。会談場所はシェブロン王国の王立歌劇場。アッシュ達一行は懐かしい面々との再会に喜ぶ。敵の目を欺くため、会議は演目中に進められるが、カルト宗教団体“血の黄昏”の魔手は劇場にまで及んでおり―!?美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー、第4部・完結編スタート。


なんと、シルヴィアはこんな幼少時代から触手の洗礼を受けていたのか。
……触手さんの登場シーンの強引さに笑った。それでも出す。そのこだわり、嫌いじゃない。


第四部開幕! 完結編上編。
開始早々、事態が次々と動く急展開。しかし、大きな出来事でも淡々と語られていくかなりの駆け足だったのでイマイチ盛り上がらず。最終決戦に尺を取りたいの分かるけど、魔導艇三隻が飛びました撃たれました落ちましたの淡泊さには流石に苦笑。合わせてアッシュとエーコがほぼお休みとあって、最終決戦への準備に終始したという印象の巻だた。
そんな中で、唯一の盛り上がりはシルヴィアvsホロウ。
コゼットさんお帰りなさい! 最強戦力の復帰は頼もしい(ラスボスじゃなかったかーw)人対人だとメイド対決が一番レベルが高いという謎の世界観にツッコミを入れてはいけない。
次回、完結編中編。どうしたって後手後手のアッシュたちは一度窮地に陥るか? 単独行動のレベッカがカギを握りそう。