いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 7 ―オンリーセンス・オンライン―」アロハ座長(富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online7 ―オンリーセンス・オンライン― (ファンタジア文庫)
Only Sense Online7 ―オンリーセンス・オンライン― (ファンタジア文庫)>

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG―「オンリーセンス・オンライン」
北エリアでドマイナーなセンス【登山】を教わったユンとタクは、険しい崖を登った先に、前人未踏の【高原】フィールドを発見する。情報を聞きつけ攻略に沸き立つOSOプレイヤーたちだったが、ユンは高原にそびえる岩山でしか採れない稀少鉱石に注目していた。マギに鑑定を頼もうとした矢先、周囲で巨大な咆哮がこだまする! その正体は、岩山に擬態していた超弩級MOB“グランド・ロック”だった!?
新たな武器の錬成に挑み、討伐不可能な敵に相対せよ!!

登山からの新エリア発見、その後は調合や鍛冶の生産作業がメインの7巻。
既存のゲームで例えるならモンハン(採取採掘メインで新地形に感動する最序盤)からのアトリエシリーズの錬金作業といったところ。ここ最近生産系とは名ばかりで戦ってばかりだったので、やっとタイトルの「Only Sense」が帰ってきた感じがする。
まずは新エリア……に至る登山というか岩登りが良かった。
こんな遊び方もあるのかというワクワク感と待望のおっさんキャラの登場でテンションが上がる。
その新キャラ・イワンは、自分の趣味に付き合ってくれる若者二人に喜びながら自分の技術を惜しげもなく教えてくれる気の良いおっさん。趣味人としてユンとも気が合っていて、また出て欲しいキャラクターなだけに挿絵が無いのが非常に残念(口絵で内容にない絵を入れるくらいなら新キャラのビジュアルを描いてよ)
そして久しぶりに出番が回ってきた生産作業。
新アイテム続々で色々作れて楽しそうなユンの様子でこちらも楽しくなる。しかも新アイテムに鉱石類が多かったために、こちらもお久しぶりなマギさんとの絡みが多いのも嬉しい。
ただ、一人での生産もマギとの共同作業も答えありきの生産になっているのが残念。
調合はユンの経験値が上がっているから、鍛冶は上級者のマギがすでに答えを持っているからという理由は分かるのだが、できれば失敗から学んだり試行錯誤する姿が読みたい。まあ、成功ばかりを見せて口当たりをよくするのはweb初小説の宿命なのかもね。
ともあれ久しぶりにユンの生産職らしい活躍が読めて良かった。