いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 10 ―オンリーセンス・オンライン―」アロハ座長(富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online 10 ‐オンリーセンス・オンライン‐ (ファンタジア文庫)
Only Sense Online 10 ‐オンリーセンス・オンライン‐ (ファンタジア文庫)

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG―「オンリーセンス・オンライン」
冬の大規模イベントも後半戦。メガポーションや魔法薬の納品クエストをこなしつつ、新アイテムの開発を満喫するユンのもとに、親友のタクがやってきた! 力を貸してほしいと、要人警護や屋敷潜入の高難度クエストに一緒に参加することになるのだが――苦戦必至のクエストに対し、成獣化した一角獣・リゥイの真価が発揮され!? そして、イベント最後に待ち受けていたのは緊急発生した5つのクリスマスダンジョン! 幾多の障害を前に、ユンはイベント制覇に向けて動き出す――!!

うーん、、、
オババの薬屋に通っているところとか、ユンが生産系の思考錯誤に没頭している時は面白いんだけどなあ。
逆に言うと数少ないそこしか面白くない。
こういう言い方はあれだけど、ユンを冒険に誘いに来るミュウやタクが本気で邪魔。
ゲームとしてミュウやタクの楽しみ方が正当なのは分かる。でもそこはもう数多のマンガ・ラノベが踏み均した道だから、後追いが普通に通っても何の面白みもないんだよ。しかも、緊張感や燃えとは無縁なゆる系のこの作品でやったら、なおのこと相当な付加価値を付けない限り面白くはならない。
なんだろう、オタクの領分に営利目的の一般人が乗り込んできて台無しにしている感じ。その一般人のノリにとりあえず合わせられてしまう主人公の協調性が作品を平凡なものにしている。折角個性があるのに、何故他に右に倣えしてしまうんだろう。日本人の習性なんだろうか。
ちょっともう上がり目も見えない……。