「もっと山野さんと、学校でも過ごす時間がほしい」二学期。ますます強くなる気持ちを胸に、俺は彼女が所属する生徒会選挙へ立候補した。山野さんも誘ってくれたしな。一緒に選挙演説の原稿を準備しながらも、新しく山野さんのベランダで家庭菜園を始めたり、彼女と屋内プールに行ったり、これまで通り山野さんと仲良く過ごしていた。けれど、どれだけ時間を過ごそうとも、変わらない俺たちの関係。ずっとこのままで、本当に良いのだろうか。嫌だ。何か、変えなければ。だから俺は、生徒会に入れたら――山野さんに告白する。
お隣さんとの節約生活ラブコメ第2弾。
って、全然節約してねえ。まあ二人が仲良くなるきっかけという役割は終えているからいいけど。
2巻は山野さんがドジっ子属性を遺憾なく発揮していた。
下着とかスキンシップとか色々自分から仕掛けていって、自爆する姿のまあ可愛いこと。でもそれ以上にグッと来たのが風邪の時。自分が弱った時に看病されるのもいいけど、相手が弱った時に頼ってくれるのも信頼されてるのが分かっていいよね。それにしても下着見せ率が高すぎやしませんかね、山野さん。あざといわーw
そんなこんなでヒロインが可愛かったのは良かったのだけど、話としては微妙。1巻の方が面白かった。
毎日一緒にいた夏休みが終わったこともあって、イチャイチャ度は1巻の方が高かった気がするし、段々仲良くなっていく過程が良かった1巻と違って、2巻は色々とイベントはこなしはしても二人の仲は停滞だったので、そういう意味でも物足りない。
じれったさを楽しむラブコメというのは理解しているけど、間宮くんももっと動いてくれないと。告白を決意してヘタレるの繰り返しでは芸がない。
まあ頑張る男の子は、終わるかと思われたお隣さん生活が逆にランクアップする次回に期待ということで。
お姉さんの言い分はちょっと理解に苦しむが(恋人関係より赤の他人の方がまずいことが多いように思うけど)、お隣さんから同居人になって、二人の関係がどう変わるのか楽しみ。