いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家03」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

「村の発展に尽力したい!」
新しい村の発展のため、『万能農具』で畑を拡張、さらに村の整備も整えていく。そこへ、突然やって来た天使族の長の娘が、村長・火楽(ヒラク)に試練を課すも……!? 火楽の子どもが新たに誕生し、『大樹の村』はさらに活気あふれていく!!
農業で異世界を切り拓く、スローライフ・ファンタジー第三弾!!!!


変わらない日常をまったり楽しむ異世界村発展譚第三弾。
今回一番のサプライズは万能農具の意外な素性が明らかになる冒頭の書き下ろし。自我があったのね。本人的にあの扱いでいいのか、、、まあこの世界のことだから、あのポンコツ神の作り出した存在なら納得か。
他、書籍化で気になる点は、
ミノタウロスのロナーナさん、口絵+挿絵の謎の好待遇。端役もいいとこなのに。誰かがキャラデザが気に入ったんだろうなw
絵の数では今回初登場のキアービットも負けていないのだけど、挿絵はギャグ顔だしエピソードでは北のダンジョン騒動やウルザ加入に完全に消されてしまっているしで、まあ目立たない。このシリーズらしいといえばそれまでだけど、この天使族の不遇さ幸薄さがなんか好きなんだよなあ。
ちなみに今回口絵挿絵に登場する中で、最も可愛いのはハクレン、、、が抱えている子狼。断トツで。……ガンバレ人型ヒロインズ。