いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6」佐伯さん(GA文庫)

真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。


朝チュンから始まる第6巻(注:添い寝しただけです)
夏休み後半、二人一緒の周の実家帰省の続きから。親が仕事で不在なのをいいことに、スキンシップ多めでイチャイチャする二人。まあ、マンションにいる時とやっていることはあまり変わらないのだけど。
こういう言い方は語弊があるかもしれないが、真昼の精神年齢が下がっている気が。
初めて寄り掛かれる存在が出来たことに加えて、初めて味わう一家団欒の空気に中てられて、大いに甘えている結果なんだろうなあと。これまでの人生の報われなさと、強固な外面を被っている理由を読んできているので、天使様という外殻を付けずに過ごす姿が嬉しくて可愛くてニマニマしてしまう。
その最たるシーンが帰ってきてからの花火大会。彼氏の思わぬ活躍と格好良さに浮かれて、公の場で大きな隙を見せる真昼の姿がもうね。
一方、周は攻め攻めモードに。赤面+あわあわな可愛い真昼がいっぱい拝めてGJ!……なのだけど、攻めの姿勢で自分が精神的に優位に立つことで、変な気を起こさないようにする防衛本能な気もしている。本質的にはヘタレだからね。結局、周くんも可愛い生き物だということで(結論
そんなわけで今回は、甘えモードな真昼さんの可愛さを堪能した。
イチャイチャの合間にそれぞれに一つ辛い過去を乗り越えて、新学期へ。この空気に中てられるクラスメイトは憤死するんじゃなかろうか?w

今回のベストショットはギュッとして周成分を補給する真昼さん(229頁)