いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家 13」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

冬の大樹の村に、怪しい(?)友達を連れて、子供たちが帰ってきた。
高度な作戦、悔しい犠牲……今、壮絶な「雪合戦」の火蓋が切られる!!
そして、ついに“海岸のダンジョン”の攻略へ。力を合わせて試練に挑む一行が出会った女性は、始祖さんの――!?
頑張れ、始祖さん!


天使族のトップ・ティア様、表紙のセンターゲット!やったぜ!
本編ではおでんの蛸を七本も食べたことくらいしか印象に残らなかったけど……
さて、13巻は17年目の秋から冬にかけて。冬の期間が長いので農作業少なめ雑事多め。
というわけで村長と山エルフの工作が捗……らない。誰も彼もが村長に相談しに来ていて、どこぞの大グループの会長みたくなってる。魔王国内の大型事業が全て村長にお伺い立ててからスタートしてるような。国王から名誉会長へのジョブチェンジは、出世なのか降格なのか解らんなw
あと大きな出来事というと虎とオルタロスの加入。村長「ここは動物園じゃないんだぞ」 いいえ、着実に動物園化しております。しかし、村に来る男/雄は可哀想な目に遭う宿命なのかね。女性が強いからね、仕方ないね。鬼人族メイドの擬人化の例えが的確過ぎて笑えるやら泣けるやら。その点オルは珍しく恵まれてる……あ、雄とも雌とも言われてないからか。
人型の新キャラで印象深いのはウルザの友達イースリー、ではなくその直後の書き下ろしで登場のラキュー。
ティゼルに同年代の友達がいるという事実に驚愕。利害関係で繋がる大人としかお友達になれないと思ってた。彼女は未来の文官娘衆なんだろな。可哀想にが、がんばれ!
もう一人、もの凄く濃い人が出てきたけど、まあヒロインじゃないし腐臭が強いから遠くから眺めるぐらいの距離感でw 始祖さん、過労でその内記憶リセットするんじゃないか?
次回は村長攫われる?辺りかな。ストックが少なくなってきた……