いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第105回全国高校野球選手権大会 第2日

四国が一日で全チーム出場する珍しい日。


第一試合
川之江(愛媛) 4-9 高知中央(高知)

初出場の高知中央に21年ぶりの川之江。初々しいというか危なっかしいというか、甲子園の空気に飲まれている感が大いにあった試合。
そこから先に立ち直ったのが高知中央。3回裏に押し出しで勝ち越し点を貰うと、そこから未だ浮足立つ相手エースを攻め連打連打で一挙6点。試合を決めた。明徳義塾と高知を破ってきた実力は本物だった。



第二試合
履正社(大阪) 6-0 鳥取商(鳥取)

投げては7回無失点。打っては4安打。エース増田の大車輪の活躍で履正社が快勝。
増田君いい選手だー(惚れ惚れ)。多彩な変化球と抜群のコントロール、150キロ近い球を投げる左右の投手を退けて背番号1を背負うだけのことはある。
鳥取商は初回のスリーラン被弾でワンサイドゲームになるかと思ったが、その後投手陣が踏ん張った。但し打線は力不足。増田を打てる気配がまるでなかった。



第三試合
英明(香川) 6-7x 智弁学園(奈良)(延長タイブレーク

どうして智弁学園が勝ったのか分からない試合。
前半はシーソーゲーム。後半は残塁合戦。しかし終始押していたのは英明だったはずなのだが。9回までで17安打に6四死球を貰って6得点。どう計算したらこういう点数になるのだろう。野球は恐ろしい。
英明は監督が違えば楽勝だっただろう。どっしり構えるタイプでも積極的に動くタイプでも、どちらのタイプの監督でも勝てていたはず。守りでは先発下村とセンター寿賀をコロコロ入れ替えて選手たちがが落ち着いて守れない状況を作り、攻撃では強攻なのかバントなのかはっきりしない作戦で残塁の山を築く。マジで余分な事しかしない監督だった。
センターとマウンドを行ったり来たりで4度も登板した寿賀君と、コントロールが定まらない投手陣の球を体で止め続けたキャッチャーの中浦君は本当にお疲れ様でした。



第四試合
愛工大名電(愛知) 1-2 徳島商(徳島)

徳島商エース森、強打の愛工大名電打線を相手に5安打1失点完投勝利。いい投手だぁ(恍惚)
愛工大名電の二投手も持ち味を十分に発揮してくれて今大会初の投手戦。1点を守り合う息詰まる好ゲーム。
いやー、いい試合だった。こういう試合が観たいんだよ。暑さと分業化とデータ利用の向上で中々適わなくなっているけれど。