いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第105回全国高校野球選手権大会 第10日

曇り時々土砂降りの中、快晴の甲子園中継を視る。
ちょっと不思議な感覚。但し、窓の開閉は忙しい。


第一試合
創成館(長崎) 1-5 沖縄尚学(沖縄)

創成館福盛、沖縄尚学東恩納、両投手の好投で7回までは息詰まる投手戦。
8回、創成館は恐らく予定通りにリリーフエースの永本にスイッチ。しかしこれが裏目
福盛を打ちあぐねていた沖縄尚学打線が永本の代わり端に襲い掛かり、4得点のビッグイニングで勝負あり。
リリーフ投手のその日の調子と相手との相性は投げて見なければ分からないし、しかも抑えていた投手を代える時は「打てなかったから代わってラッキー」と相手選手が勢いづいてしまう可能性もある。好投していた投手を代えるのは本当に難しい。
東恩納くんは夏の連続無失点記録こそ途絶えたが、今日も120球台で9回完投。淡々と自分の仕事をこなす職人みたいなピッチャー。彼は本当に高校生か?w



第二試合
広陵(広島) 3-6 慶応(神奈川)(延長10回タイブレーク

慶応が5番慶応5打点の活躍で広陵を振り切った。
慶応は広陵エース高尾の立ち上がりを攻めて3回までに3得点。その後はずっと劣勢だったが、守備で粘り辛くもタイブレークに持ち込んだ。粘り勝ち。
広陵は9回まで慶応の倍以上の13安打を打ちながら、あと一本が出ずわずか3得点。エース高尾が4回から調子を取り戻していただけに、勝てる試合を落とした感が強い。あと、監督が動き過ぎて反撃の機会をわざわざ減らしていた気は少ししている。
やっぱり何度見ても真壁君は良いバッターには見えないんだが。タイミング取るの下手じゃない?



第三試合
文星芸大付(栃木) 3-6 八戸学院光星(青森)

前半戦でリードを広げた八戸学院光星が逃げ切り勝ち。
八戸学院光星は打線は10安打、守備は万全、エースの負担も軽減でき、いい形で準々決勝へ。
文星芸大付は安打数だけなら八戸学院光星と互角の10本。長所である後半の粘り強さも見せたが、初回の失点が大きくのしかかった。
四球3つに外野の後逸で走者一掃は普通に致命傷だ。取られ方が最悪だもの。文星芸大付は前の試合でもやらかしているので、ちゃんと教訓にできていれば違う試合展開があったかも。



第四試合
専大松戸(千葉) 6-10 土浦日大(茨城)

土浦日大が6点差をひっくり返す大逆転勝利。
3回表終了時で6-0。試合が決まったに思われたが、土浦日大3回裏から3イニングで一気に逆転。その3イニングはマシンガン打線のようだった。そして3回表の火消から、その後1点もやらずにチームに勢いをもたらしたエース藤本の活躍が光った。
専大松戸はエース平野が登板しないまま終戦。登板しなかったので、どこがどう不調だったのかは不明。
先発青野を明らかに引っ張り過ぎて失点を重ねたのも、2番手梅沢を打たれていながらも代えられなかったのも、エース不在ではそうせざるを得なかったのだろう。悔いが残る敗戦になった。