いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第105回全国高校野球選手権大会 第12日

予想外の展開が多くて面白かった……三試合目までは。


第一試合
沖縄尚学(沖縄) 2-7 慶応(神奈川)

慶応が逆転勝利で103年ぶりの準決勝へ。
慶応は6回、このから急にコントロールが狂い始めた沖縄尚学エース東恩納を捕え、4連打を含む7者連続出塁で東恩納をK.O. 外野のエラーも重なり、この回一挙6得点で勝負あり。
東恩納は前半は文句のつけようがないピッチングだったのだが……。クーリングタイムの影響なのか、5回からちょっと怪しかったから調子が良かったゆえに飛ばし過ぎてしまったのか。
沖縄尚学打線はこれまでも得点する回以外の攻撃が早打ちで淡白だったが、今日は得点がホームランだったこともあり一試合通じてずっと淡白。これでは反撃の機運は生まれない。
両チームで7投手が出場した多くの投手交代+この点数+クーリングタイムで試合時間2時間1分て(^^;



第二試合
土浦日大(茨城) 9-2 八戸学院光星(青森)

土浦日大が貰ったチャンスをきっちり生かして快勝。
八戸学院光星は自慢の左腕二枚看板が大誤算。
先発洗台はコントロールが定まらず、3回に四死球でランナーを貯めてほぼエラーのセンター前とポテンヒットの実質被安打1で3失点。6回から代わった岡本は連打からのスクイズ、四球でランナーを貯めてからの長打で5失点。しかも、これまで堅かった自慢の守備も今日は精彩を欠いた。
土浦日大は全く強い感じがしないのだが、スルスルとベスト4へ。案外こういうチームが優勝まで駆け上がる可能性も?(希望的観測)



第三試合
神村学園(鹿児島) 6-0 おかやま山陽(岡山)

まさかの投手戦。
チャンスに強い神村学園が珍しく1回2回とチャンスを逃すと、1点が遠い重苦しい展開に。おかやま山陽も少ない安打の中で5回6回とチャンスを作るも得点に至らず、7回までゼロ行進。
試合が動いたのが8回。膠着した試合が動き出す要素、投手交代と守備のミスが一気に来てしまった。活気を取り戻した神村学園がおかやま山陽の二投手に襲い掛かり一挙5得点。勝負を決めた。これがケチャドバってやつか。
おかやま山陽は先発した西野が頑張っている間に1点でも取れていれば、違う展開になったかもしれないが。それを許さなかった神村学園の守備陣が一枚上手だった。



第四試合
仙台育英(宮城) 9-4 花巻東(岩手)

仙台育英が点数以上の楽勝でベスト4へ。
花巻東は全く歯が立たなかった。4回には早々に勝負が決まってしまって、後は仙台育英の調整に使われる屈辱的な試合に。
一応、9回裏に不調な投手相手に5安打4得点で見た目上はそこそこ善戦したような点数にはなったが、8回まで守りは9失点、打線は2安打無得点と手も足も出ず。仙台育英の最後に投げた11番の子はこの先もう出てこないだろうな。
仙台育英は当たりの出ていなかった中軸が打ち、先発湯田は早々に交代でお休み、エース高橋は完全休養と万全の状態で準決勝へ。ちょっと死角が見当たらない。
正直言って今大会ナンバーワンでつまらない試合だった。麟太郎くん、君が1本でも打たないと盛り上がらないで。マジで(´・ω・`)