いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第105回全国高校野球選手権大会 第14日

勝戦
仙台育英(宮城) 2-8 慶応(神奈川)


まったく予想外の試合展開。
どちらも守備のミスが目立つ決勝の緊張感が悪い方に出てしまった試合。特に仙台育英は声出し応援NGだった去年とまるで違う大歓声、しかもかなり慶応寄りの球場の雰囲気に飲まれてしまったのであろう、あまりにもらしくない戦いぶりだった。
象徴的だったのが5回のセンターとレフトが交錯しての落球。大歓声でお互いの声が聞こえない状態で二人ともフライを取りに行ってしまって起こった事故。19年以前なら聞こえないことを考慮して外野手は合図を決めておくのがセオリーだったのだが、ここ数年は必要なかったから事前の確認がなかったのかもしれない。二人とも夢中で忘れてしまったのかもしれないが。とにかくこのプレーで試合が決まってしまった感はある。
と、かなり異様な雰囲気の試合で選手が実力を発揮するのが難しい舞台だったが、そんな中であえて勝因敗因を上げるなら1番バッターの差か。
慶応丸田は先頭打者ホームランでチームを勢いづけると、2回には追加点のタイムリー。5回は上記の落球に繋がるフライを上げと、まさに今日のラッキーボーイ的な活躍だった。一方、仙台育英橋本は甲子園通算23安打の安打製造機ぶりは影を潜めまさかの5タコ。落球に最後のバッターと厄日じゃないかと思うくらい良いところがなかった。短期決戦でのリードオフマンの大切さがわかる試合だった。
そんなわけで、
慶応が昨年王者を破り107年ぶりの優勝! ……それはいったい何時代の話だい?w
選手の皆さん、おめでとうございます。


慶応って関西の地で超満員になっても慶応一色に染められるくらい関係者やファンがいるんだな。やっぱ学閥ってスゲーわ。(今日一番の感想)