いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第96回選抜高等学校野球大会 第9日

第1試合
星稜(石川) 5-0 阿南光(徳島)

星稜背番号18戸田が2安打完封の快投! 星稜が主力投手を休ませ万全の状態で準決勝へ。
阿南光は守備の要の二遊間が体調不良で欠場という不運もあったが、それよりも先発投手だろう。
エース吉岡温存でこちらも背番号18大坂が先発だったが、これが完全に裏目。2回途中4失点でK.O.され、結局吉岡が8イニング投げることに。
決勝まで行けば4日で3試合の過密スケジュール。エースの負担を軽くしたいのは分かるが、秋の王者に対してエース温存策は愚策と言わざるを得ない。



第2試合
健大高崎(群馬) 6-1 山梨学院(山梨)

健大高崎の投打が噛み合って昨年王者に快勝。
健大高崎は3試合で1失点と、2年生Wエースが評判通りの実力を発揮している。但し、左腕の佐藤くんはいつも安定している反面、右腕の石垣くんは投げてみないとわからないタイプだが。
山梨学院は好投していた左腕津島が4回途中から指から出血するアクシデントが痛かったが、それ以上に4番の不調が痛かった。
4点先制された直後の6回に1アウト満塁のチャンスでダブルプレー。8回犠牲フライで1点返した後、続くチャンスで三振。戦犯とは言いたくないが、全国大会のベスト8で中心選手が活躍しなければ、それは勝てない。



第3試合
中央学院(千葉) 5-2 青森山田(青森)

中央学院が甲子園初勝利からの快進撃、逆転でベスト4へ。
中央学院は強さはそれほど感じないのだが、チャンスを逃さない、またはピンチを守り切る、ここぞの集中力が素晴らしい。
青森山田は相手を上回る11安打を打ちながらも要所を抑えられて2点止まり。敗因は2回の守備か。エラーのランナーを返されて同点、目測誤りポテンタイムリーヒットで逆転。ここで流れが変わってしまった感がある。
申し訳ないがこの試合は完全に予想外。青森山田が1回に幸先よく先制した時点ではワンサイドゲームも予想していた。名門校とはいえやっているのは高校生、一度歯車が狂うと修正するのは難しいか。



第4試合
大阪桐蔭(大阪) 1-4 報徳学園(兵庫)

報徳学園が秋のリベンジ、昨年春の返り討ちに成功。ベスト4へ。
投げては背番号10今朝丸が大阪桐蔭相手に1失点完投。打線はチャンスこそ少なかったが、スコアリングポディションに進めた1回と8回は相手のミスにも乗じてきっちり得点。それぞれに自分の仕事をやり切った。
一方、大阪桐蔭はらしくなくミスミスで自滅。投手陣はそれなりだが野手は打てないし守備はバタバタしているし、今日も3安打の1番境くん以外は良いところが見つからない。