いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第12日

第一試合
関東第一(東東京) 2-1 東海大相模(神奈川)

関東第一背番号10畠中快投! 打っては四番高橋がゼロ行進の重い空気を切り裂く先制ホームラン。
しかし、関東第一で褒めるべきは内野陣の守備力、球際の強さだろう。今日も何本ヒット性の当たりをアウトにしたかわからない。予想以上の出来の二番手投手と自慢の守備力で少ないリードを守り切った。
一方、東海大相模打線はこれまでの好調さが嘘のように外野に強い当たりが飛ばなかった。
大阪桐蔭もそうだったし、この次の試合もそうなのだが、強力打線が相手投手が凄くて手も足も出ないという様子ではなく、むしろ130キロそこそこの画面上は打ちごろの球に見えるのに、なぜか何順してもまるで打てないという状況に陥っている。しかも、その投手は他のチーム相手では普通にそこそこ打たれているのがまた不思議。
十中八九東海大相模が勝つと思っていたので、驚きの結果。高校生はわからない。



第二試合
青森山田(青森) 1-0 滋賀学園(滋賀)

青森山田が辛くもベスト4へ。
青森山田は投手が頑張った。先発下山もリリーフしたエース関もヒットは打たれるも要所を締める粘りのピッチング。5~7回はいつ失点してもおかしくない状況だったが、しのぎきってチームの勝利を引き寄せた。
一方で打線の方は今日の第一試合の相模同様「急にどうした?」と聞きたくなるくらい、驚くほど打てなかった。今日はたったの4安打。しかも先発の土田からはっわずか2安打。相手の投手交代がなければそのまま延長だったような気もしている。
滋賀学園は背番号11の2年生土田が予想をはるかに上回る好投、打線も相手の倍以上の9安打。終盤までずっと押し気味に試合を進めていたが、最後までホームが遠く悔やまれる敗戦になった。失点した7回は土田の球はばらついてきていたけど、タイミングが合っていないバッターがほとんどだったから、投手交代はどうだったんだろう。打てていない投手を代えると相手打線がラッキーと思って息を吹き返す事はよくある。



第三試合
京都国際(京都) 4-0 智弁学園(奈良)

投打に勝る京都国際が後半に突き放して快勝。
京都国際は2年生西村が今大会2試合目の完封。打っては11安打4得点。ただ、攻撃が上手いかというと……。
前半からヒットは出ていたのに得点は相手にミスがでた7回8回だけ。前の試合(西日本短大付戦)もほぼ同じ状況だったが、相手のミスに付け込むのは上手いのに、自力で得点するが下手というよくわからないチームである。
智弁学園は中盤まで押されながらもよく耐えていたが、後半に守備のミスが出て失点。それ以前に打線がたった3安打では。

京都国際の3年生のエース中崎くんと2年生西村くんが非常に良く似たタイプのサウスポーで区別がつかないんだが(^^;



第四試合
大社(島根) 2-9 神村学園(鹿児島)

ラクル大社ついに力尽く。
大社が先制すれば神村学園が即同点、神村学園が勝ち越せば大社がその裏即同点と、中盤まで取りつ取られつな展開。流れが変わったのが大社のエース馬庭が登板してから。
馬庭はここまで三完投30イニングの疲れか、神村学園がしっかり研究してきた成果か、7回は連打で8回は味方のエラーも重なり計5失点。エースの不調と共に……まさに力尽きたという感じの終戦だった。