歌会始
毎年ニュースで見て疑問なのだけど、読むときに語尾をあんなに伸ばす理由はなんでだろう?
聞いているうちに、上の句の内容忘れそう(^^;
学園内の事件を解決し、一目置かれる存在となったナナオとオリバー。しかしそれは、魔法使いとしての研鑽に励む同級生たちの、矜持と野心に火を点けた。誰が一年生でいちばん強いのか? その問いに結論を出すために、お互いのメダルを奪い合う、バトルロイヤルの開催が告げられる。ナナオやオリバーを倒すべく、次々と名乗りを上げる強者たち、そしてこの機に乗じる存在が動き出し――。一方、その盛り上がりをよそに、ある大きな変化がピートを襲う。彼の体に隠された秘密が明かされ、それは大きな可能性を少年にもたらすのだが――。運命の魔剣を巡る、至高の魔法×剣術バトルファンタジー第2巻!
一年生最強を決める校内バトルロイヤルが勃発。
……のはずが、強くて目立つ彼らは敬遠されたのか戦闘は少なめ。通常授業を受けつつピートに起きた異変を追う、キャラの掘り下げをしながら“日常”を見せる回だったかと。前回のあの引きでも、あくまで学園生活をメインにやるのね。
面白い。普通に面白くて読みやすいので、するっと入ってくる感じであっという間に終わった。
1巻の時点で設定盛り盛りでワクワクする要素の多い話だったのに、2巻になってもTS、秘密基地、誓い、変身とワクワク要素を畳みかけてくる。もちろん一人一人の背景とドラマを丁寧に見せつつ、盛り上げるところはしっかり盛り上げてくれるからこそ面白いのだけど。
但し前作があれなので、迷宮内の秘密基地とか、6人の集まりに名前がついて結束が固まったこととか、誰かの死亡フラグにしか思えなかったりするのだけれど。今回も衝撃のラストだったし。流石にこんなに早く、主要キャラを切り捨てないですよね?
前回がカティとナナオ、今回がピートとシェラなので、次はガイの当番回かな。
湯屋『狼と香辛料亭』を営むロレンスの悩みの種、それは家を飛び出していった可愛い一人娘、ミューリのことだった。
憔悴するロレンスを見かねたホロは、湯屋をセリムたちに任せ、娘を訪ねて十数年ぶりの旅に出ることに。
「くふ。楽しい旅になりそうじゃ」
たくさんの頼まれごとと思いを乗せ、荷馬車はゆっくりと進んでいく。
そんな旅の途中に立ち寄った町で、さっそくミューリの噂が耳に飛び込んでくる。それは、二人の知るお転婆娘とかけ離れた、“聖女ミューリ”の噂で――!?
書き下ろし短編『狼と旅の卵』に加え、電撃文庫MAGAZINE掲載短編4本を収録した、幸せであり続ける物語第4弾!
一人娘ミューリに会うため、ホロとロレンスが十数年ぶりに旅をする「その後のお話」第4弾。
旅路=二人きりの時間が多いということなので、必然でかつ求めていた形ではあるのだが……
どうしよう、本気で「イチャイチャしやがって」以外に感想がない(苦笑い)
狼と煙の向こう
内容:二人の旅の準備と、セリムの気苦労。
準備段階からイチャイチャしやがって。セリムさんが真面目すぎて気の毒。
でもそんなセリムだからロレンスとホロが信頼して、それぞれの本音をこぼしてくれるのだろう。
狼と秋空の笑顔
内容:久々の旅、スタート。
甘ーい(二つの意味で)
そういえばホロの方が自由奔放にみえて、実はロレンスの見切り発車で失敗してることの方が多かったなあ。
と、本編の思い出が蘇ってきてしみじみしつつ、本当に旅に出たんだと実感するお話。
狼と森の色
内容:足りない物資の調達に寄った旅籠で面倒事を頼まれる
労せず得(ご馳走)を得たこのシリーズでは珍しい話。
だって、森でイチャイチャしてただけだよ?w
早くもコルとミューリの陰が。
狼と旅の卵
内容:コルとミューリが初めに立ち寄った港町、アティフに到着した二人
港町で聖女に祀り上げられた娘に母が大変嫉妬する話。という説明がカオスw
それにしてもコルの世直しの旅、思いの外影響が大きいんだな。
前の話もそうなのだけど、その影響の悪い面が強調されているのが印象的。
コルの理想とは程遠い、結局欲丸出しな司祭には乾いた笑いしか出ない。転んでもただでは起きないのは、商人も聖職者も同じってか。表を取り繕っている分、聖職者の方がたち悪い。
狼ともうひとつの誕生日
内容:ミューリ10歳の誕生日
今回の旅路とはあまり関係がない過去編。
こっちはこっちでイチャイチャしやがって。
こんなストレートな愛情表現でも気付かないコルくんの朴念仁力は凄まじいな。