いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ほたるのひかり

蛍を見に夜の散歩に行って来たついでに、コンデジ蛍の光を撮るには何モードが適しているのかの検証をしてみた。
と言っても、何台も所有しているわけではないので、持っているPower Shotの撮影メードでどれが良いかというお話。



暗いところで使えそうなモードは以下の五つ
・Auto
・手持ち夜景
・ローライト
・打ち上げ花火
・長秒時撮影

カメラ固定必須の長秒時撮影モードは除外して、残り四つを検証する。




百聞は一見に如かず。蛍+遠目の街灯で撮ってみた。

Auto
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手持ち夜景
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ローライト
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打ち上げ花火
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……まあ、一応
手持ち夜景>Auto>ローライト>打ち上げ花火かな。
ぶっちゃけ白い点があるだけの写真だが(^^; 
とりあえず手持ち夜景で撮影することに。



で、
今日一番多く撮れたのがこれ(ズームあり)
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それなりに飛んではいても、光だけで写真映えするほどは飛んでいないのよね。
十数年前は乱舞と言っていいほど飛んでいたいのに、最近は年々減ってる……。

「文具店シエル ひみつのレターセット」さとみ桜(メディアワークス文庫)

うら寂れた商店街の一角にある文具店・シエル。突然店を任された空良は、無愛想な看板猫と共に毎日店に立つ。店にやってくるのは様々な悩みを抱えた人たち。文具にはその用途だけではなく、その先の想いを伝える力があると感じた空良は、彼らに最適な文具を紹介する事で解決に導くのだが、彼女自身も大きな悩みを抱えているようで―。文具によって紡がれる人と人とのつながり。そして込められた想いや願い。読んだあと、心にぽっと温かい光が灯る物語。


勤めていた会社で心に大きな傷を負い、会社を辞め引き篭もった女性が、兄に任された文具点の店番をしながら、お客さんの人生に触れ、少しずつ前向きになっていく物語。
文具店を舞台にした話だけれど、文具より副題のレターセットの方がメインという印象。SNSで傷ついた主人公(と一話目の高校生)が、感情がこもる直筆の字の温かさや大切さに気付いていくのが話の軸なので。あとがきでほとばしっていた文房具愛を、本編にも出してくれればよかったのに。むしろあのあとがきを読んだから、本編に物足りなさを感じてしまった部分もあるかも。
まあ、そこは好みの問題なので別にいいのだが、問題はあらすじの「読んだあと、心にぽっと温かい光が灯る物語」の方。
不幸・不運に見舞われた人が、人との触れ合いの中で幸せ見つけたり吹っ切れるきっかけを貰ったりする定番の人情話にあって、この話は不幸は2倍で幸せは1/2。打ちのめされて実家に帰ってきた主人公は、追い打ちをかける不幸に見舞われるのに、主人公が立ち直っても厳しい現実はそのまま。リアルならばこれくらいが普通なんだろうけど……。
続き前提で書かれているのかもしれないが、これ単体での読後感は苦さが勝つ。物語くらい終いは幸せであってくれ!と思う一冊だった。

「魔弾の王と凍漣の雪姫3」川口士(集英社ダッシュエックス文庫)

ライトメリッツを襲ったアスヴァール軍を撃退し、エリオット王子を見事に捕らえたティグルたち。ジスタート王国はエリオットを利用して、アスヴァールの内乱に介入することを試みる。遠征軍の指揮官に任命されたのはミラとソフィーの二人だったが、その人選にはいくつもの思惑があった。
同じころ、アスヴァールの王女ギネヴィアは、自らの野心をかなえるためにブリューヌ王国を訪れていた。ブリューヌは黒騎士の異名を持つロランに、あることを命じる。
野心家たちが入り乱れ、混迷渦巻くアスヴァール島で、ティグルとミラの前に新たな強敵が立ちはだかる。戦いの先で二人は何をつかむのか――。


捕えた第二王子を使ってアスヴァール介入を目論むジスタート王の命で、船で一路アスヴァールへ! なシリーズ第3巻。アスヴァール編前編といったところ。
前編とあってか現地に着くまでの前半は平穏そのもの。おかげでティグルとミラのイチャイチャタイム増量で、バカップル具合に中てられる。ちょっとちゅっちゅしすぎじゃないですかね、この子たち(←おいおっさん しかし何故、ワンピース姿のミラの挿絵がないのか。ティグルの食事シーンなんて要らんだろう。
さて、本題のアスヴァール編は、
2巻は囚われのエレンと魔物との死闘の印象が強くて、アスヴァール軍の侵攻なんてあったっけ? エリオットって誰?って状態だったが、特に問題はなかったかな。今回も最期まで印象のないまま退場していったし。妹を表舞台に立たせる舞台装置だったような……不憫な。
逆にその妹、アスヴァールの王女ギネヴィアは麗しいキャラデザにお転婆な性格、竜具以外の伝説の武器を持つ目立つ姫君で、ブリューヌとジスタート以外の国は記号的に、もし戦う時は野蛮に描かれることがほとんどだった前シリーズから考えると、敵国の王女が戦姫級の扱いなのは珍しい。今シリーズは本気で舞台を世界規模にするんだと実感した。
そして、女性ということはもちろんハーレム入りなんだろうなあ。ミラとは主に紅茶の好みでそりが合わなそうだが、どういう立ち位置になるのかが見物。
魔物を一体討伐したところで後編へ。各陣営に魔物の影がある中、アスヴァールの内戦がどう転ぶのか次回が楽しみ。

「世界で一番かわいそうな私たち 第三幕」綾崎隼(講談社タイガ)

フリースクール〈静鈴荘〉に通う岩瀬知香は、中学校への復学を強要する母親との問題に悩んでいた。彼女が学校に行けない「本当の理由」を告げられた新米教師の佐伯道成は、先輩教師の舞原杏と救済の道を探す。そして明らかになる杏に隠された「世界で一番かわいそうな夫婦」の秘密。戦後最大の未解決事件が起きた十年前に時計の針は巻き戻され、すべての罪は白日の下にさらされる。

フリースクールを舞台に、10年前のバスジャック事件と今が複雑に絡み合う愛と贖罪の物語、完結編。


えっ? ……あ、そうか。ここで終わりか。
残りページに気付かないくらい夢中で読んでいた。詩葉の涙に感化された直後だったのもあって、しばらく呆然としてしまった。

事実関係は第二幕終了時で予想できたものと大きなズレはなかった。杏の婚約者が追い詰められた理由と、杏の佐伯に対する当たりの柔らかさの理由が予想と少し違ったくらい。でも前者はともかく、その後者が問題だったわけだけど。
杏先生が佐伯に対しても毒親たちに対してもあんなに冷静にいられるのは、すでに心が壊れてしまっていたからだったなんて。そこに至る不運としか言いようがない不幸の連鎖に打ちのめされた。そんな彼女が唯一感情をぶつける先、それを受け止める相手にもまるで落ち度がないのが、また遣る瀬無い。第二幕ラストの瑠伽の言葉「世界で一番かわいそうな夫婦」の意味を、苦く悲しく噛み締めさせてくる、そんな最終巻だった。
しかし、その夫婦にも劣らない「世界で一番かわいそう」に相応しい少女が一人。
こんな悲しい病気の快方があるかよ! 詩葉は何度大切なものを失えばいいのか。佐伯の実直さが恨めしい。
真実が、正直であることが本当に正しいのか。自分と誰かを守るための嘘は、嘘というだけで本当に悪なのか。と、問うたら彼はなんと答えるだろうか。
佐伯には、世間ではなく赦して欲しい人に赦してもらうためにも、真実を告げる覚悟より、騙し続ける覚悟を持って欲しかった。というのが個人的な意見だが、読んだ人によって答えが違うであろう、正解のない考えさせられる物語だった。
大分泣かされたけど、彼らに出会えてよかった。

セカンドシーズンの可能性ありとな!?
少しは人生が好転した彼らを続きを読みたいような、更なる不幸に見舞われそうで怖いからそっとしておいてほしいような、複雑な気分。




おまけ
亮子先生あの人だったのかよ! そう言われてみれば、ある一点は優秀で他はクズなのはあの人の特徴だ。この後、ああなっちゃうのかーうわー。杏先生でも矯正出来なかったのが残念でならない……。

5/26の雑談

真夏日のところもあったそうですが

この辺りはたぶん30℃は超えてない。
それでも十分暑かったけどね(^^;



衣替え(一部)

やっと冬物を片付けた……だけ(´・ω・`)
夏物を出したわけではないので、今週は数少ない薄手のロンティーを着回す。



苗植え付け

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左からキュウリ、――、トマト、ピーマン&インゲン
まだの畝はキュウリが予定数手に入らなかったので、時間差で植えることに。



日本ダービー

令和初のダービー馬はロジャーバローズ。
枠(最内)、展開(1000mを57.8のハイペース)、コース(今週からCコース)のすべてが向いた勝利。ダービーの「最も運のある馬が勝つ」の格言は令和になっても健在だった。
サートゥルナーリアは入れ込みか出遅れか距離か。
残り200でピタッと止まってたし、距離だと思うけど。やっぱりアーモンドアイが化け物なだけで、カナリア産駒に2000以上は厳しい?



現在

強腹痛と強下痢でしぼー中_(:3 」∠)_
最近便秘気味だったので、腸内がスッキリしていいかもしれない。
脂汗は止まらないが……。