いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



11/8の雑談

立冬

今日から冬ですってよ。
昼間は普通に20度超えてるのにね(^^;




118

11/8=いい歯の日、いいお肌の日、刃物の日
1/18=118番の日(海上保安庁への緊急通報用電話)

レントゲンの日(1895年11/8に発見)や都バスの日(1924年1/18営業開始)は分かるのだが、語呂合わせのやつはどういう基準で1月1?日と11月?日を分けているのかな? と、どうでもいい疑問がふと浮かんだ。まあ、何となくとか都合のいい方なのだろう。



お届き物

「やさしい魔女の救いかた」井上悠宇(LINE文庫)
「オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿」田中静人(宝島社文庫

「百錬の覇王と聖約の戦乙女19」鷹山誠一(HJ文庫)

ユグドラシル全土を襲った巨大地震は、戦局にも大きな影響を及ぼしていた。ギャッラルブルー関の崩落を見てすぐさま侵攻を始めた信長《炎》に対し、防御璧を失い決死の撤退戦を余儀なくされる《鋼》。そしてケルムト河の氾濫により本隊から寸断されたジークルーネは、かつて敗れた猛将シバと、避けられない死合いに入る――
最大の危機を前に勇斗は、《鋼》は、血路を拓けるのか!?


地震の発生をきっかけに風雲急を告げる第19巻。
撤退の準備と船の状況を伝えると、ジークルーネvsシバ、序盤からいきなりのハイライトに突入。
二度目の対戦で劣勢の中、死線をギリギリで潜り抜けながら、戦いの中で成長していくジークルーネの様子に手に汗握る。一方のシバは、その戦闘狂ぶりが死の気配を濃くし、でも戦い自体は正々堂々の気持ちいいものにと、いい味出していた。おかげで最初から最後までひりつくいい緊張感。個対個ではシリーズ最高かも。
また、撤退戦中にフヴェズルングvsホムラの、もう一つの個の戦いが。
撤退戦の作戦といい、幼女をいたぶる姿といい、兄さんマジ鬼畜w しかし、仕留められなかったことで化け物がさらに化け物に。これが最終決戦にどう関わってくるかが見ものだ。
本隊の方は探り合いの初戦を終え、次回ついに本戦へ。ようやく主役が活躍する場が整ったので、クライマックスに相応しい盛り上がりに期待したい。

はみでてる(今週のアニメ感想2)

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第五章『洗礼式と不思議な熱』

雑巾鎧wwwくっそ似合うwww
キレるとオーラが出るのは魔法的な何かじゃなくて病気だった?
ま、その前に使われて怒る前に別にして隠しておけばいいだけ話だよね。



慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~ 第4話 仲間なんて超いらなすぎる

女神様、剥かれる(二つの意味で)。んで、この後毟られるのか。合掌( ̄人 ̄)
リスタの顔芸何度見ても飽きないわー。顔だけ残った表現も面白かったけど、今回は聖哉が圧倒しているのに準備が病的で呆れてる顔が一番。
四天王さんは毎度説明乙。これ四人全員やっていくんだろうなあw

「戦うパン屋と機械じかけの看板娘10」SOW(HJ文庫)

皆に祝福され、結婚式を挙げたルートとスヴェン。しかし、人と機械では生きる時間が違いすぎた。だから、スヴェンは人間になることを決意し、人化の方法を知るマイッツァーを探すのだが、彼は保安部の手によって誘拐された後だった。
マイッツァーの救出に動いたルートたちは、否応にも聖女が画策する次なる大戦の火種に飛び込むことになり――
今はもう英雄でもなく兵器でもない、普通のパン屋店主と看板娘が贈る街角パン屋繁盛記、感動のフィナーレ!!


「驚天動地の九日間」後編にして最終巻。
あらすじに感動のフィナーレという文字を見た時点で嫌な予感はしていたが、案の定駆け足だった。聖女の企みで広げた風呂敷を、矛盾と取りこぼしが無いように一生懸命畳んでいった。という印象ばかりが残る、残念な最終巻になってしまった。
色々な物事にちゃんと決着をつけてくれたことは嬉しいが、スヴェンが人間になるところがメインイベントではないのか・・・。最後の最後におざなりに説明されて、結果もその後のエピローグに放り投げられるとは思っていなかった。
“スヴェンが可愛い”が看板として一番前にあるシリーズだと思っていたし、彼女の苦労と葛藤をここまでずっと読んできたから、スヴェン本人が幸せを噛み締めているところが最も読みたいところだった。そこで「よかったね、おめでとう」と言いたかった。
エピローグも主要メンバーのその後を網羅してくれてはいるが、キャラクター小説のラストとしては淡白で物足りない。
10巻にわたる長期シリーズを締めるラストエピソードとしては、明らかにページ数が足りていないくて、心残りが多い終わり方になってしまった。無念。

「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #08」枯野瑛(角川スニーカー文庫)

パニバルたちが〈十一番目の獣〉を討ち、38番島は歓喜の騒乱にあった。しかし水面下に隠されていた最後の危機を前に、護翼軍、貴翼帝国、そしてオデットが相対する。そこで示された滅びを避けられる手順は、浮遊大陸群を自分たちの手で破壊するというもので――
俺達はどうやら揃って、そういう無私の聖人ってやつが心底気にいらない性分らしい」
あの二人の代わりにはなれないが。幽遠から目覚めた青年は夢想する。継がれた結末の、その先を。


浮遊大陸群滅亡までのカウントダウンがスタートする最終章、開幕。
妖精兵たちに訪れた束の間の穏やかな日々の中で綴られる、浮遊大陸群が置かれている現状の説明に、前巻の勝利で得たものと得られなかったものの確認。そして多くの意志や想いのバトンタッチが行われる、ストーリー上大事な繋ぎの回。
〈十一番目の獣〉から十七番目の〈最後の獣〉への脅威の対象が移り、堕鬼種姉弟の意思が護翼軍へ引き継がれ、あの娘の想いを継ぐものの登場と、次の巻から別タイトルになっていてもおかしくないくらいの交代劇が繰り広げられていた。まあ、ティアットとフェオドールの物語が終わっていないので、タイトルはそのままだろうけど。
そんな中で、『すかすか』の元祖損な役回りのネフレンから、『すかもか』の損な役回りアイセアにその役目が正式に受け継がれたような気がする、後半の2つのシーンが印象的。アイセアに対して、その言葉をよりによってヴィレム(仮)が言うのか。優しくて、とても残酷だ。
一方のネフレンはここに来てご褒美タイム。表紙と300頁挿絵の姿と、今までの苦労を思うと涙が。
って、あれ? 時間飛ぶの? ご褒美タイム短っ!(眼帯ペアルックでの登場は作者からのお詫び?w)
少しだけ時間が流れた浮遊大陸群はどうなったのか、〈最後の獣〉はどうなったのか、リィエルに宿ったそれは希望なのか絶望なのか、次巻が待ち遠しい。