いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



大会2日目

第一試合
近江(滋賀) 9−3 松商学園(長野)


今大会初の打撃戦は打線が上手く繋がった近江の勝利。両チームとも12安打3四死球と数の上では全くの互角だったが、なかなかチャンスを活かしきれない松商に対し、犠打の後でことごとくヒットが出た近江の勝負強さが光った。
松商学園は同点に追いついたところまでは良かったが、エース田中が初回や同点に追いついた後など大事なところで踏ん張りが利かなかったのが痛かった。
近江の押さえで出てきた2年生投手小熊は140km/hを超えるストレートとキレのいいスライダーで見事な火消し役。2回戦以降はもちろん来年も楽しみな投手。



第二試合
今治西(愛媛)  12−1 八代東(熊本)


4回までは投手戦・・・というか決定力不足戦。両チームともチャンスは作るものの得点が奪えない。流れが変わったのは5回。八代東がそれまで要所を締め0点に抑えてきた野田から宮田スイッチ。この思い切った采配が完全に裏目に。変わった宮田が打ち込まれ5回に4失点。すると、4点ももらった今治西のエース熊代に余裕が出たのか、今までの制球難は何処へやら、のびのびと自分のピッチングをし始める。守備にリズムが出れば攻撃にもリズムが出るもの。6回に一挙7点を追加して勝負あり。



第三試合
智弁和歌山(和歌山) 2−4 仙台育英(宮城)



仙台育英佐藤由規17奪三振2失点完投!
ストレートの威力、スライダーのキレ、コントロール、ピンチでも動揺しない精神力、そして9回140球を超えても150km/h以上の球が投げられるスタミナ。投手としての完成度は去年の斉藤や田中よりも上。だけどチーム力は・・・
内野陣はバタバタしていて佐藤を足を引っ張るし、捕手もワンバウンドのスライダーを体で止めにいかない。攻撃も強引で淡白。勝ち進み日程が詰まってきたら、いくら佐藤でもずっとこんなピッチングを続けられるはずもないので、守備も攻撃も何らかの改善が見られなければ、勝ち進むのは厳しいだろう。
智弁和歌山は何度も佐藤を苦しめる場面を作ったが、結局HRでの得点のみ。チャンスの場面でもう一本が出なかった。9回は3回から登板して疲れが出てきた芝田を続投させて結果失敗。結果論ではあるが、普段はどんどん投手を換えてくる高嶋監督には珍しい采配だと思った。しかし惜しくも負けはしたが2年生中心のチームなので来年が楽しみ。



第四試合
尽誠学園(香川) 2−12 智弁学園(奈良)


出かけていたため序盤しか見てません


両チーム2桁安打の打ち合いも、勝負強さに大きな差がでて智弁学園の圧勝。
序盤を見る限りでは両投手とも低目を丁寧につくピッチングで、ここまで点差が離れるとは予想外。
この点差の原因はやっぱり四死球智弁投手陣が与四死球2に対して尽誠は8個。しかもそれをことごとく得点に結び付けられている。試合巧者の智弁学園相手に余計なランナーを与えたら、当然こういう結果になる。