いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



相剋のフェイトライン (HJ文庫)

「相剋のフェイトライン」翅田大介(HJ文庫)
相剋のフェイトライン (HJ文庫)

「見ての通り、落ちすがりの美少女だ」
天窓を突き破り降り立った少女・ナインは、新横浜難民居住地で何でも屋を営む少年・真神キョウジにそう言い放った。なし崩し的にナインを追っ手から守るハメになったキョウジは、自らと同じ能力を持つ少年騎士・神楽ジンと相対することとなる。
全く異なる生き方と願いを持つ3人の絡み合う運命の行方は……?


感想


スクライドだった


以上



・・・あ、はい、短すぎですね。
背景、能力、人間関係、各キャラの想いや信念、展開、どこをどう切ってもスクライドに似すぎていて他の感想が出てこない。面白くなかったわけではないが、熱いバトルも熱い台詞もどうしても「似てるな」が先に来て脳内でスクライドの映像が流れてしまうのであまり感動がない。唯一と言っていい大きな違いであるナインも、話の中心の割には存在感がなく、オリジナリティは見出せなかった。
わざとではないと思うからこういうことを言うのは何だけど、ここまで似せるならクーガーを出してくれよと思った。兄貴抜きのスクライドなんて、紅生姜も青海苔も乗ってない屋台のヤキソバと一緒だ!(たとえが微妙すぎる