いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その4」葉村哲(MF文庫J)

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その4 (MF文庫J)
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その4 (MF文庫 J は 6-11)

「お目覚めなさい、ご主人さま」超目覚めの悪い感じで毎朝が訪れる荒谷学園ゲーム同好会の夏休み。白崎家では一乃、キリカが泊まりこむ合宿が開催されていた。双子の妹リリス×2と二人が毎秒ごとに宗司を巻き込む喧嘩を繰り広げる中、チャイムが鳴ったドアの向こうには。「そうじ、はじめまして、フェルはあなたの……あなたの、なに?」燃えるような瞳に真っ白肌、ネコ耳&巨乳、妹みたいに小さめな……なんか色々ちょっとずつかぶっちゃってる感じの美少女だった!新たな火種とともに、ついに物語の核心の予感!? 葉村哲が贈る新感覚ラブコメディ(かも?)、第四弾!


一乃さん、そのポスターを下さい!!!(挨拶


一乃&キリカに加え新キャラまで押しかけて来て、ハーレム同棲生活in夏休み。
甘いよ。甘すぎるよ。胸焼けがするよ。ハーレム王爆発しろ!
ただ、甘いのは大変結構なのだけど、ちょっと一本調子だったかなと。基本的に四人で宗司を弄って遊んでいるだけなので、どの話も変わり映えがしない。新キャラのフェルが頑張ってくれれば違ったのかもしれないけど、ラブコメパートでは要らない娘同然のキャラだったしなあ。
その点、宗司が攻め役だった日誌七はエロ面白かった。マンネリ化しないためにも、求む変化。
どちらかといえば興味深かったのは、最後の短いシリアスパート。予想外の黒さ見せた宗司に驚き、相変わらずの衝撃のラストでもう一度。今までの個人の重い話とは違う、物語の根本に関わりそうな話だったのも興味深い。
マンネリ気味なラブコメパートと、次が楽しみになるシリアスパートな4巻だった。次は弱った一乃さんが拝めそうでwktkが止まらない。