いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「のうりん4」白鳥士郎(GA文庫)

のうりん 4 (GA文庫)
のうりん 4 (GA文庫)

Q.
士(つかさ)姉さん、こんにちは。ぼくはアイドル好きの高校生です。
どうすればアイドルと結婚できるんでしょう?(K・H 岐阜県
A.
農家へ行け。
オマイは一刻も早く現実を見るべきじゃ。夏休みを利用して農村へ戻れ。
戻ってアイドルのことなど忘れて、幼馴染みと結婚しろ。そして子供を作れ。
十人くらい作れ。家庭を持って妻や子供のために必死に働けば、
そのうちアイドルのことなんてどうでもよぉなる。
つべこべ言わずにさっさと帰って来い!!
――耕作と農、遂に結婚!? 林檎はどうなっちゃうの!?
農村の光と影を描き出す第4巻! 読めば絶対田舎へ行きたくなる!!


1話目でいきなり吹いたwww
p30の挿絵とAKB40は反則だ!w


そんなわけで、のっけから大いに笑わせてくれるパロディ&農業の超絶おバカコメディ第4弾。今回の特徴は真面目成分多め&パロディの元ネタが大物多し。
特に帰省してからは、農業の現実(主に金銭面)や田舎の人付き合いの実態、村おこしの現状など真面目要素いっぱいで考えさせられることが多く意外と読み応えがある。
でもそこは「のうりん」。バカネタ、パロディネタで全力で笑わせてくるのはいつも通り。
中でも目を引くのが挿絵の破壊力。1話目のもそうだが、そこまでまんまで大丈夫か?と心配になるパロディネタや、“画伯”日記、怒涛の三連見開きと、挿絵単体で全力で笑わせにきている。切符先生マジパネェ。
ちなみにラブの方は、帰省で農の独壇場かと思いきや、とある準備で不在が多く林檎のターンが多め。林檎派の俺歓喜
今回は3巻のような引くネタもなく、全体を通して面白かった。でもこれを読んでも田舎へ行きたくなることはないな。
次はおっぱいさんのターンか。テンパり暴走してよく揺れそうですねw