いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「のうりん8」白鳥士郎(GA文庫)

のうりん 8 (GA文庫)
のうりん 8 (GA文庫)

乳酸菌とってるぅ?
おひさしぶり。バイオ鈴木よぉん。はぁ……修学旅行は楽しかったわぁ……と、特に、畑くんと花園くんの濃厚な絡みが……腐、腐腐腐……。
さぁ、次は緑園祭よぉ!
私たち四天農を筆頭に、五つの学科が秋の大祭に向けて準備を進める田茂農林。みんなとっても楽しそう♪ ……けれどその裏側では、巨大な歪が生まれ始めていたのぉ!
うふふ。どうやら私たちの強すぎる農力が、この街によくないものを引き寄せてしまったようねぇ……?
四天農最大の危機! 襲いかかる強大な力に、立ち向かえ! 最強の農業高校生たち!!
地(ち)湧き巨乳(にく)躍る激闘の第8巻!!


修学旅行から帰ってきて早々、今度は緑園祭(体育祭+文化祭)の準備。
とはいってもまだ準備なので基本的には通常の学園生活の様子。はっちゃけた修学旅行と、その前の二回連続シリアス回を挿んでいるので、かなり久しぶりに感じる通常回。パロディ満載のバカ話あり、農業の話や地域社会に対する真面目な話ありの、本来の『のうりん』のスタイルが帰ってきた。やっぱりバカと真面目の両方があってこそのこのシリーズだ。
そんな中で目立っていたのが林檎。最近はもっぱらキレキャラかボケキャラという役割ばかり(涙 だったが、久しぶりにメインヒロインの活躍。前回のラストを引きずる序盤が特に可愛い。
但し、最後の美味しいところは意外なキャラに持っていかれてしまうが。これは金上参戦か? 淡い恋心のまま終わりそうな気もするなあ。
さらに意外だったのがベッキー(40)が大人しかったこと。やりすぎてカットになったですね、わかります。これは次が危険だw
お気に入りの話は、農の番長ネタに笑い、林檎の隠された才能に恐怖した第2限。耕作が語る伝説のアイドルゆかたんの話に度々違和感を覚えてきたが、こんな裏があるとは。
次は緑園祭本番。エピローグから察するに3年生に凹まされて奮起する話かな。