いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「GJ部中等部 (8)」新木伸(ガガガ文庫)

GJ部中等部 8 (8) (ガガガ文庫)
GJ部中等部 8 (ガガガ文庫)

いつもの放課後、いつもの広い部室。小手指さんが入部してますますにぎやかなGJ部中等部。部員を紹介する小冊子を作ってみたり、部の中で一番のゆるキャラを決める”ゆるキャラせんしゅけん”をしてみたり。そしてなんと部室にストーブがやってきて、部屋もみんなの心もぽっかぽか! 今日も中等部はいつもどおり、ゆるくてふわふわな日常がここにはある! アニメ特番制作も快調で、ますます盛り上がるゆるふわ日常四コマ小説! 36話収録で、お得感たっぷりの第8巻。これを読めばあなたの心もぽっかぽか☆


あれ?ここで終わり? 卒業(春)までやるものだとばかり。
まあ、小手指さんを入部させたり、あちこちにネタ切れ感があったから仕方ないか。
そんなわけでGJ部シリーズ最終巻。
集大成に相応しく?ラブコメ成分大増量。萌えラノベとしては間違っていない方向性のはずなんだが、、、甘さが出ないのは流石なのか残念なのか。メンバーの中でも特に子供っぽい霞とケンケンの組み合わせのせいか? こてさしゅさんとジンジンの方がよっぽどラブコメしてるっていうね。でも、この手探り感はGJ部らしかったし、二人で考えて行動したり最後の答えを出したりする様子は、おバカ担当の二人の成長が見られてよかった。
ただ、二人に話が集中してしまった分、聖羅やジルの影が薄くなってしまったのは残念だったけど。
長く続いてきたシリーズで、安定した面白さと4ページ一話という独自のスタイルで空いた時間に気兼ねなくちょっと読める貴重な作品だったので、終わってしまうのは寂しい限り。



といいつつ、アニメ二期に合わせてもう一冊書いちゃうんでしょう?(妄想