いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



出張移動中の読書

近藤史恵さんの『サクリファイス』シリーズの二作目から最新刊まで。
   


サクリファイス』は犯人は?手口は?なミステリだったのに対し、それ以降の物語は人間ドラマと自転車競技の魅力を伝えることに注力している感じだった。但し、誰かから聞かされたその人の人物像と実際喋ってみての印象のギャップなど、「人の印象」を軸に話が進むのは、シリーズ一貫して同じ。
ロードレース独特のルールと慣例に、個人/チーム/スポンサーの思惑が複雑に絡んでいく人間ドラマはどれも面白かった。夢中になって寝不足なのを忘れてしまうほど。