いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



なろう&カクヨム

今月中盤はめぼしい新刊がなく、目の調子が悪くなかったので、先週は珍しくなろう&カクヨム週間。
現代劇イチャラブで検索して、読み物の糖分補給をしておりました。日々ささくれ立つ現代人の心には糖分補給が必須なのです。



掘り出し物を探すというよりは、ポイント(星)を多く獲得している作品をチョイスする、無難な選択したのだが……
会話が不自然だったり展開が無理やりだったりで、違和感が強くて途中できつくなる作品が多いね(^^;
現代ラブコメで探せば設定が似通るのは分かるし、連載ものなので後になって矛盾が出てくるのはある程度仕方がないと思えるけれど、口語とは思えない会話文とか、熱量は凄いけど前後の流れを無視したシーンとかは、流石に萎える。


結局、「書籍化するにはそれなりの理由があるんだな」という当たり前の結論に至った。
書籍化する時にプロの目と手直しが入るから、違和感が少なくなっているというのは、当然あるのだろうけど。


読んだ中では、既に1巻が刊行されている
『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
が、面白さも糖度も断トツだったので、オススメ作品は特にない。申し訳ない。




一応、途中でギブアップせずに読んだ作品は、伏せて置いておく。
良いと思うところもあるし、どうかと思うところもある作品たち。


カクヨム

『超絶美少女と同居することになったけれど、恋愛恐怖症の俺はきっと大丈夫』
(完結済、番外編連載中)
無口なメインヒロインの甘え方が上手で、イチャラブ度がかなり高い。
また、負けヒロインまで含めて、キャラの心理描写が丁寧なのも好印象。
但し、タイトルにもある主人公の「恋愛恐怖症」が実感できるところは皆無。その所為で幼馴染み一人が損していて、幼馴染みスキーとしては憤慨している。
番外編はサブヒロインたちの方が出番が多く、イチャラブ度は薄め。



『Barで働く俺をからかってくる年上彼女。お酒のせいか、すぐに顔が真っ赤になる』
(完結済)
外面はクールビューティーで中身はポンコツな年上彼女を愛でる作品。
男女双方視点で、じりじりと距離を縮めていく様子がじっくり楽しめる。
但し、後半が尻すぼみ。展開は雑だし、会話もなんだか不自然。
また、告白でゴールなのでイチャラブ度は薄め。


なろう

『隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた』
(連載中)
飄々とした主人公と自爆系のメインヒロインのやり取りは非常に面白い。
但し、ブラコンでぼっちな妹とコミュ障のヒロイン友人の方がキャラが濃く、また主人公がそちらにばかり気をかけるので、一番面白いところが十全に楽しめないのが難点。



『クールな女神様と一緒に住んだら、甘やかしすぎてポンコツにしてしまった件について』
(連載中)
女の子たちがみんな躁鬱。闇が深い。
ヤンデレヒロインを楽しむ作品。イチャラブではない。