いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「氷川先生はオタク彼氏がほしい。 2時間目」篠宮夕(冨士見ファンタジア文庫)

(氷川先生(カノジョ)に恥ずかしい成績なんて見せらんねぇ……!)
まもなく始まる中間テスト。寝る間も惜しんで猛勉強を始めるも、無理がたたってダウンしてしまった俺、霧島拓也。俺を心配した、担任&オタク彼女な氷川真白先生からの提案は――
「霧島君の家で一緒に住んで―勉強合宿してみようよ!」
確かに効果的……いやそれほぼ同棲じゃん!大丈夫です!?
「私にあーんされるの、嫌かな…?」「霧島くん、お姉さんとゲームしよ♪」「お風呂…覗いちゃ駄目だよ?」
ドキドキしつつも、二人で勉強に励む新生活。一方、ある同級生女子の登場で、俺たちの秘密の関係にも変化が表れて――


クラスの中心的存在の彼女はラノベ作家!?な第2巻。拓也、高校で初めてできた友達編。
新キャラ・夏希はハイセンス(笑)なペンネームに豊富な黒歴史、テンパりやすい性格と弄りやすいキャラクターで、当て馬にはもったいないくらい。
そんな彼女を出しに使えば、さぞかしメインヒロインの可愛い面が拝めるんだろうと思ったら、
うーん、、、ヤキモチと自制の間で揺れ動く先生は悪くはなかったが、この手のヒロインはもっとダメになってくれた方が可愛いと思うのだけど。
そもそも君らさ、折角の同棲だったのに何も起こらなすぎだろう。危ない橋を渡っているというのに。
ラッキースケベなどのベタなイベントや、一緒に暮らして見えてくる彼女のダメなところとか、ゼロではないけどもっと出てくると思ったのに。新キャラ投入と同棲イベントを一緒にやったのは失敗だったような気がする。夏希とのエピソードが濃くて同棲してる感が薄かった。
ポンコツヒロインの可愛いところを期待して読んだので、今回はいいお姉さんの面が強くて物足りない。それと二人きりの時はもっとイチャイチャしてくれ。
あとがきにはチュートリアルが終わったところあるし、二人とも何かしら爆弾を抱えているようなので、今後の展開に期待ということで。