いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第103回全国高校野球選手権大会 第15日

勝戦
智弁和歌山(和歌山) 9-2 智弁学園(奈良)

智弁対決の決勝は智弁和歌山が完勝で三度目の夏優勝を決めた。
随分待たされてからの初戦で、その鬱憤を晴らすかのように上り調子だった智辯和歌山。一方、初戦から強さを見せていたが、準々決勝準決勝と調子が下降気味だった智弁学園。その勢いの差がモロに出た試合に。
初回の攻防、特に表の絶好調な智辯和歌山打線と、横浜戦明徳戦ではあれだけ吠えていた西村の覇気のない様子に、この時点で勝敗を察した。その後も9回足を攣った小畠に象徴されるように、智弁学園は6戦目の疲れからか全体的に元気がなく、あまり見どころのないワンサイドゲームになってしまった。
それにしても智弁和歌山は強かった。イチロー効果なのか? 優勝おめでとうございます。


コロナに加えて過去にない長雨で選手のコンディション作りが大変な大会だった。決勝も4戦目の智辯和歌山と6戦目の智弁学園という差のある対戦に。日程が詰まる大会後半でこの差は大きい。せめて当初の日程通りに休養日が取れていればと思わずにはいられない。
世界的に気候がおかしくなっている中、大会運営はまた課題を突きつけられる大会になった。