いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



王立穴ポコ学園

今ハマってます。

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昨年末に発売されたインディーゲーム。
生徒を育成しながら課題をクリアしていく、ダンジョン探索RPG



最近のRPGアクションRPGばかりなので、ターン制のコマンドRPGをやりたかったという理由だけで買ったのだけど、これが期待以上に面白い。
ふざけたタイトルと素朴で可愛らしいキャラデザに似つかわしくない、戦闘システムの高い戦略性と程よく高い難易度、インディーゲームとは思えないゲームバランスの良さを兼ね備えたやり込みゲーだった。


良い点

○育成戦略を考える楽しさ
小課題、大課題(メインストーリー)共に自分で敵レベルが選べるので、適正レベルで堅実に伸ばすか、高いレベルに挑んでハイリスクハイリターンで早く育成するか選択できる。
生徒は3年で卒業してしまうが、後輩たちの成長を加速させる卒業生の指南書をどう残すか、先を見据えた計画性も必要。


○戦闘システムの高い戦略性
職業と武器それぞれに付いたスキルを駆使して戦術を組み立てる、スキルとパーティメンバーの組み合わせを考えるのが楽しい。
また、戦闘はマップ上の位置取りが思いの外大切で、敵の配置と動きを読むマップ移動はなかなかの緊張感(敵レベルを上げていると、ミスると囲まれてフルボッコにされるので)


○ボリューム
現在プレイ時間60時間で年に一回挑戦できる大課題(メインストーリー)は9章までクリア。恐らくもう後半だと思われるが、それでもかなりのボリュームがある。



悪い点

○大課題の間延び
現状、不満は大課題が長すぎることくらい。
初めの頃でも2時間くらい、8,9章は3時間以上かかっている。
戦闘回数とマップ数をもう少し抑えてもいいと思う。


○中断の仕様
上の問題の続きというか、そもそもこれが大元の問題な気がするが、
中断すると章の頭まで戻される。途中の状態をセーブしていく機能がないらしい。
おかげで中断は点けっぱなしで放置しておく他なく、プレイ時間が無駄に伸びている。プレイ時間60時間のだけど、10時間は放置時間かもしれない(^^;


○遊びが少ない(個人的には悪いと思ってないが)
戦闘と育成以外の部分はばっさりカットしてるので、ミニゲーム的なものや他に遊びの要素がない。
一応入った生徒が記録されるアルバムはあるが、120人コンプリートしても何も起こらないらしい(制作会社Twitterによる)
3000円しないインディーゲームに多くを求めてはいけない。



Switchでのインディーゲーム二作目、ENDER LILIESに続いて当たりを引けてニッコリ。まあ、それなりに下調べしてから買ってるんだけど。
ゲームに過度なグラフィックを求めない自分みたいなライト層にはSwitchでのインディーゲーム探し、いいかもしれない。