ある朝、惣助が目を覚ますと隣に全裸の弁護士ブレンダが寝ていた。果たして惣助は本当にやらかしてしまったのか……!? 一方、サラは相変わらず中学生活を満喫し、演劇祭で主役を務めることに。もう一人の異世界人リヴィアは、半グレ組織のリーダー・ミコトと出逢ったことで、地下闘技場で戦ったりヤクザの屋敷に乗り込んだりと、ますます裏社会との関わりを深めていくのだった。入り乱れる恋と友情、そして別れ。登場人物たちの意外な一面も明かされる、予測不能の群像喜劇第5弾!今回は恋愛成分多めでお送りします。
祝アニメ化！ パロネタ満載だからあちこちに許可取るの大変そうですね！ｗ
岐阜を舞台にしたカオスな群像劇、第5弾。
これが主人公補正ってやつか（驚愕）
実は1巻のキャラクター紹介ページで「主人公」と紹介されていたリヴィアさん。これまでは主のサラの方が主人公感が強くて、ほぼ忘れ去られた設定だったのだけど、この５巻では主人公の面目躍如と言わんばかりの大暴れ。「そうはならんやろ」と「なんじゃこりゃー」の連続で、何を書いてもネタバレになりそうな、普通なら信じてもらえない出来事のオンパレードで読者の度肝を抜いてきた。毎度、突拍子もないことをしてくれるシリーズだけど、その中でも今回は随一。緩急激しすぎて感情がついていかないレベル。全力で泣かせに来た後に、アレはないでしょう。NEW!じゃないよ、もう！まったくもう！
と、リヴィアの事ばかりを語ったが本作は群像劇。なのでもちろん他にも色々あった。惣助とブレンダのデートというヒロインレース的に重要イベントだったり、学校の演劇で百合の花と魔法をぶっ放すサラだったり。でも、リヴィアがインパクト、感動、笑いの一番を全て掻っ攫っていったので、他の面々の話がどれも穏やかな日常に見えてしまうという。サラのエピソードなんて、普通ならメインを張れるくらいド派手なはずなんだが。
次回、サラが芸能界へ？な引きだったけど、またなにか変なことを始めたらしいリヴィアが結局どうなったのかの方が気になる。
