いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界転移、地雷付き。10」いつきみずほ(ドラゴンノベルス)

異世界転移、地雷付き。10 (ドラゴンノベルス)

ネーナス子爵の娘イリアスの護衛を請け負ったナオたちは、クレヴィリーという美しい街に到着した。イリアスがここにやって来たのは、とある男爵の披露宴に参列するためだったが、ナオとハルカも成り行きで参加することに。ドレスとタキシードに身を包み、仲むつまじく会場に現れたふたりは、まるで新婚夫婦のように輝いて--ナオへの気持ちをいじらしく示すハルカ。意識するも戸惑うナオ。煮え切らない関係がついに決着--!?


初の護衛任務、初のネーナス子爵領外へ。な10巻。
表紙でお分かりの通り、待望のハルカ様のドレス姿キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
参加したパーティの中身は貴族なあれこれでげんなりなんだけど、進まない二人の関係を進める一助になったのだから意味はあった。獣人貴族様とエルフ貴族様との既知も出来たし。ハルカ様美しいし。そちらの方は、口絵の×××とドレス購入後の赤面姿の挿絵の方が破壊力あったりするのだが。
内容は書籍版オリジナルキャラが出てこないこともあり、ほぼweb版準拠。加筆はミーティア分が多いような。メアリの影が薄い……。
web版からの読み返しだから思うのかもしれないが、
初めての遠出で他領の良いところ悪いところを肌で感じ、知らない土地での食べ歩きや市場巡りを楽しみと、ここを起点に彼ら五人の世界が広がっていく、ターニングポイントになっている話なんだなと。
書き下ろしサイドストーリーは「翡翠の翼 其ノ五」
ついにきた翡翠の羽inラファン。そういえばタイトルは翼でパーティ名は羽なんだね(今更)
ハルカたちは不在ながら、元学友と馴染み深いラファンの人たち交流に何とも言えない嬉しさとこそばゆさを感じる。町の人たちのハルカたちへの好感度が分かるので。
ヨシノたちがしばらく滞在予定ということはハルカたちとの邂逅も近い!?……たぶん待てずにすれ違いになるんだろうなあ。
一つの区切りは迎えたけれど、あとがきに次巻とあるので大丈夫(なはず)。とりあえず指輪ですよね(ニヨニヨ
トミーのお相手も気になるけど、こちらはweb版でも影も形もないから大分先かな。