いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「変人のサラダボウル6」平坂読(ガガガ文庫)

変人のサラダボウル (6) (ガガガ文庫 ガひ 4-20)

サラが芸能界にスカウトされ、惣助はサラと一緒に東京の事務所へ見学に行くことになった。親子での初めての旅行や夏休みの様々なイベントを通して、さらに絆を深めていく二人。そんな惣助を想う女たちも、それぞれの思惑で動き出すのだった。一方、ヤクザと半グレ組織とカルト教団を一手に束ね、岐阜の裏社会の帝王となってしまったリヴィアは、当然ながら警察からマークされる羽目になる。平穏な日常を取り戻すため、リヴィアは組織の健全化を図るのだが……。ついにあの人物の正体も明かされる、予測不能の群像喜劇第6弾!


岐阜を舞台にしたカオスな群像劇、第6弾。
サラはスカウトされた芸能事務所の見学に惣助と東京親子デートへ、リヴィアは命の意志を継ぎ、組・半グレ・カルト教団を一まとめにした会社のCEOに……相変わらず後者は何言ってるか分からなくなるなw
サラの方は新幹線に、都会の街並みと喧騒に、友達との川遊びにと、夏の体験を一つ一つ感動して楽しんで、ごく普通の中学生の夏休みを満喫していた。なんて健全なんだ。
一方、リヴィアは岐阜の裏社会のトップ(お飾り)に。うん、もうどんな肩書がついても驚かないぞ。
ただ、常識知らずの蛮行とほぼ流されているだけだった今までと違い、解ってその道に進んでいるような気が。ホストとか。転移前のクズエピソードも出てきたりで、アライメント:中立が疑わしくなってきた。
あと、意外と目立っていたのが惣助、というか友奈。まさかのヒロインレース本格参戦。惣助は何でこんなにモテるんだ? 但し、全員負けヒロイン臭がするのはなんでだろう。
5巻のインパクトが強かったので、今回はその続きという印象の強い巻だった。リディアの奇行に慣れてきた面もあるかも。慣れたくはないが。
そんな中、何かやらかしそうな種蒔きはしっかりとされていて、さらに終盤意外なタイミングで時がジャンプして、次回大きく動きそうな予感がプンプン。
とりあえず、異世界から新たな刺客……という名の被害者が来るらしい。あの主従のどちらにも関わらずに迷走する姿しか想像できない。