第1試合
横浜(神奈川) 8-7 沖縄尚学(沖縄)
低反発バットになってからたぶん初めて見る壮絶な打ち合いの試合。
横浜は三番阿部のスリーランなどで3回表までに5点リードすると、沖縄尚学の激しい反撃を小刻みな継投でなんとかしのいで逃げ切り勝ち。結局最後まで一度も追いつかせることなく試合を進めたのはさすがは名門校、試合巧者。
沖縄尚学は横浜を上回る13安打を打ちながら、あと1点及ばず。守備では5回のエラーからの無駄な失点が、攻撃では8回のチャンスを生かしきれなかったのが響いた。
5-0になった時点でワンサイドゲームかと思ったが……。秋の関東王者と九州王者の意地のぶつかり合いを見た。好投手が目立つ引き締まった試合も良いけど、やっぱり野球にはこういう試合もないと面白くないよね。ナイスゲーム。
第2試合
西日本短大付(福岡) 11-5 山梨学院(山梨)
ランニングホームランとスタンドイン、2本のホームランが出た西日本短大付が打ち勝つ。……いや、山梨が自滅しただけだな(^^;
西日本短大付は2回までに6得点もヒットは3本のみ。2回で6個も四死球を出せばそりゃあね。しかもヒットの1本はライトの無謀なダイビングでランニングホームランにしてしまったまずい守備だし。
山梨学院は攻撃陣は頑張ったが、投手陣のコントロールが1回戦に引き続き酷すぎた。1イニングながら152km/hを連発していた194cmの超大型右腕、二年生の菰田が一番コントロールがまともだったというのが皮肉な話だ。彼はピッチングでもバッティングでもロマンの塊で、今後どんな選手になっていくのか楽しみ。
西日本短大付では、1回戦で一番いいバッターだと思った四番の佐藤仁くんがスタンドに放り込んでくれておじさんニッコリです。
広島商が序盤のリードを守り切って勝利。
広島商は2回に相手のエラーで満塁になったところから三連続タイムリーなど怒涛の攻めで一挙6得点。しかし、その後はチャンスを作るも追加点を取れなかったのは課題か。
東洋大姫路は1回戦好リリーフの木下が早々に掴まり苦しい試合展開に。自慢の打線も広島商徳永の適度な荒れ球に手こずり、後半にようやく2点返すのみ。エース坂下の不調登板回避が大きく響いた。
今年は本当に関西が弱い。