いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ヤな奴ヤな奴ヤな奴(今週のアニメ感想)

かぐや様は告らせたい? ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第10話 「白銀圭は話せない」「白銀御行は踊りたい」「大仏こばちは取り締まりたい」「白銀父は聞き出したい」

1話:照れ隠しの方法とか基本優しいところとか、圭ちゃんてかぐやさまに似てるよね。
2話:不思議な踊りレベルじゃない、これは死のダンスだ。毎度このノーセンスを矯正する藤原書記の苦労には頭が下がります。勝者はボディタッチ出来たかぐやじゃね?
3話:ウェーイ勢の皆さんはこんないいセリフあっても顔描かれないのね。
4話:胡散臭さ、わざとらしさ、ウザさ、校長と白銀父って似てるよね。あれ?勝者は?


イエスタデイをうたって scene11 はるの嵐

ハルちゃん(´;ω;`)ブワッ
一人の幼気な少女を泣かせた当人たちはヘタレ受け×ヘタレ受けで全く進展がないという。
聞き分けが良すぎるハルとザ・ガキな浪。とても同い年とは思えない。



本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第二十五章『トロンベ討伐』

キャー神官長カッコイイー
それでも前半の胸糞展開を払拭できるほどのスッキリ感までは行かず、ややモヤモヤ。
マインのピンチを知らされただけのルッツが気の毒。どうしろと。
マインがやりたいことやってないのもあるけど、話の進みが凄くゆっくりに感じる。

「出張料理人ぶたぶた」矢崎存美(光文社文庫)

体調が悪い自分の代わりに、出張料理人の作る料理を食べてほしい。そう頼まれて友だちの家に行った里穂は、やって来たその渋い声の料理人の姿にびっくり仰天――しかし、彼の作る料理を食べた時間は、なんだかとっても、特別な思い出になった(「なんでもない日の食卓」)。
料理、パーティ、お掃除もお任せ。頼れる山崎ぶたぶたが、家にいるあなたに幸せをお届けします。


今回のぶたぶたさんは出張料理人。なんてぴったりな職業なんだ。
その時の料理はもちろん、翌朝の朝食や常備菜まで作ってくれて、場合によっては掃除や洗濯まで。うーん、至れり尽くせり。その上、その愛らしい姿と落ち着くおじさんボイスでの癒し効果は抜群、豊富な人生経験で愚痴を聞いてくれたり相談に乗ってくれたりもする……一日おいくらですか? ぶたぶたさんだからリーズナブルなんだろうなあ。その代わり数ヵ月待ちになりそう。
話としては二話目の『妖精さん』がお気に入り。
初め夢かと思う人はよくいるけれど、最後まで夢だと思ったまま幸せを甘受する人は珍しい。どこかふわふわしていていつも以上にファンタジー色が強い話だった
あと変則的で面白かったのが四話目の『通夜の客』。亡くなった祖母の通夜で、子供の頃祖母の家に来ていたぶたぶたさんの思い出を語る青年の話。
再会するパターンは何度かあるが、思い出の中のぶたぶたさんという話の切り口は珍しい。それに出てきた言葉に驚いた。「ビジネスライク」ってぶたぶたさんに似合わない単語だ。言った本人が驚いて出た単語なのだけど。それくらい、ぶたぶたさんがお祖母さん家に馴染んでいたという、相手の懐に入るのが上手いぶたぶたさんらしいエピソード。
今回も癒し成分たっぷりだった。さて、次はどんな職業かな?

6/19の雑談

プロ野球開幕

やきうはじまた!(・∀・)v
無観客が経営の首を絞めないかが心配だが、なんだかんだで嬉しい。
スポーツナビのページの右側にチーム名と数字が並んでいるだけで感動しちゃう。
夕食調理中にヤクルト-中日を観ていたが、あの土砂降りでも強行するのか(^^; あれは投手が可哀想。いつもの年と変わらないくらい試合をしてくれるのは嬉しいが、120試合は無理があったんじゃ。大分余裕のない日程みたいし。



移動全面解禁

東京と神奈川はまだ早かったのではありませんかね。
仕事や里帰りはまだ分かる。でも、ただの旅行にバンバン出かけているのを見るとどうかと思ってしまう。特に東京から外に出るのは。そういう我慢できな人に限って体調不良を隠してばら撒いているのは、これまでの地方の感染状況を見れば明らかなのに。
しかも、こういう時に真っ先に動くのが関東都市部の人っていう。まあ、その辺りのニュースしかやらないってのもあるけど。



お届き物

「Unnamed Memory V 祈りへと至る沈黙」古宮九時(電撃の新文芸)
「サンタクロースを殺した。そして、キスをした。」犬君雀(ガガガ文庫
シュレディンガーの猫探し」小林一星(ガガガ文庫
「谷中びんづめカフェ竹善3 降っても晴れても梅仕事」竹岡葉月集英社オレンジ文庫



Unnamed Memoryキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
今月最大の楽しみ。しかし、今週末は読書時間がががggg……。が、頑張って睡眠時間を削るさ。
同時発売のBabelも欲しいのだけど、単行本は置く場所がね……。文庫版があるのに体積が4倍くらいの単行本を買うのには抵抗がある。
そう、本を買い渋る時の問題は常にお値段ではなく置く場所なのだ。先月衝動買いした異世界のんびり農家も、置く場所が無くてベット脇に積まれたまま(´・ω・`)

「天才王子の赤字国家再生術7 ~そうだ、売国しよう~」鳥羽徹(GA文庫)

ディメトリオ皇子とその家臣達は、会議の場で困惑していた。
(どうしてこいつがいるのだろう)
会議に参加しているナトラ王国王太子ウェインも思っていた。
(どうして俺がここにいるんだろう)
三皇子のいがみ合いで長らく膠着状態が続いてきた帝国の後継者争い。だが、長兄ディメトリオが戴冠式を強行するため兵を挙げたことで、状況は大きく動き始める。
ロウェルミナ皇女から協力要請を受けたウェインは帝国に向かうが、なぜか一番勝ち目が無さそうなディメトリオ派閥に参加する羽目に!?
「だが、最後に笑うのはこの俺だ」
謀略と戦乱が渦巻く第七巻!


後継者争いが長引く帝国でついに武力衝突が勃発するシリーズ第7巻。
今回は東で帝国編。ロワの策略で最も無能な第一皇子という泥船に乗せられたウェインが、ロワや第二第三皇子を出し抜こうと画策する。
狐vs狸再び。ウェインとロワの化かし合いで、シリーズでも屈指の面白さを誇る2巻の再戦。待ってました! しかも今回は、そこに学生時代の悪友たち=第二皇子派のグレンと第三皇子派のストラングも加わって、帝国士官学校同窓会の様相に。
各陣営の思惑と偶発的なトラブルが絶妙に絡み合ういつもの面白さがありつつ、敵同士になった悪友たちの読み合いが最高に面白いかった。
「アイツならこうしてくるはず」「アイツならここまでやっても大丈夫」と、相手を信頼した上で作戦の立案と実行がなされていく戦況が熱い。相手の性格を把握し、実力を認めているから出来る応酬は、顔を合わせていないのに会話をしているようで、「お前らホントに仲良ーな!」と言わずにはいられない。
もう一つ見逃せないのが、裏で動いていたフラーニャの動向。ミールタース事変の覚醒以降成長著しい彼女だが、ここに来て兄に似たあくどさが出てきて新たな勢力になりそうな予感。あの兄にしてこの妹ありか。
情勢が目まぐるしくて、デレニニムが出る間なかったのだけが残念だが、今回もめっちゃ面白かった。
ヘッポコ皇子の鼬の最後っ屁によってロワが表舞台に引きずり出され、帝国の情勢がますます気になるところだが、次は西側の話のようで。西はすでに魑魅魍魎が跋扈する修羅の国の様相なのにさらに化け物が増えるんです?

「幼なじみが絶対に負けないラブコメ4」二丸修一(電撃文庫)

骨折した俺のために、白草が泊まり込みでお世話にやってくる……! 初恋の美少女と家で一晩中二人っきりとか、何も起こらないわけがない! 動かない右腕の代わりにご飯をアーンとか、ふ、風呂もあるよな。あとは寝る時に……みたいな妄想を繰り広げていたが――。黒羽や真理愛が白草の独走を許すはずもなく、3人日替わりで俺を看病することに。あれ、もしかしてこっちのほうが美味しい状況なのでは……?
ところが、可知家の白草大好きメイド、紫苑がお目付け役で常駐することになり、3人の同棲バトルは一筋縄ではいかず!? ヒロインレースも大波乱の第4巻!


末晴の右手骨折により、白草が泊まり込みで看病することに!?な第4巻。
付きっ切りで看病……なんて、おいしいシチュエーションにはなりませんでしたー。。。知ってた。前回が白草回だったから、続けて白草一人勝ちはないと分かってたさ、ぐすん。
今回は元大人気子役の末晴が表舞台に出たことで、あることないこと書くマスゴミと、それを裏で操っていると思われる2巻の敵の某社長に対抗すべく、末晴一時引退の真相のに迫るドキュメンタリーを作るのが本題。三ヒロインがそれぞれにインタビューする形で、末晴との出会いと好きになったきっかけが語られる、所謂“掘り下げ”の回。そしてそれは、黒羽の怖さを再認識する回だった。
昔のことを思い出してもらえただけで満足し、ちょっとしたデートで舞い上がっている白草が今回の最下位。これはポンコツ言われても仕方がありませんわ。次点でモモ。即興で相手の手に乗る頭の回転の速さと、その後の作戦立案までは良かったのだが、如何せん詰めが甘い。
それに比べて黒羽さん。劣勢から一気にニュートラルに戻す強烈な一手に、末晴の空気を読み切って即座に次善の手を繰り出す対応力。これは強い。……あれ? これラブコメの感想か?
と、どう見ても黒羽の一人勝ち状態だったのだけど、哲彦の見解は違うようで。ということは、また(作者が)何か企んでいるんだな。
この先にどんな仕掛けが仕込まれているのか、次巻が楽しみ。