いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



MHS2


モンスターハンターストーリーズ2のストーリーをクリアしました。



本家で言うところの村クエクリアなので、これから上位でこれからが本番なんだろうけど。一先ず本編クリアということで感想を。

★戦闘

モンスターの攻撃を食らわないようにモンスターの行動パターンを覚えて、モンスター合わせた装備やスキルを揃えて、強敵と相対する。本家モンハンの戦闘を上手くRPGに落とし込んだ良バトルシステム。
本家モンハンの知識を生かして行動パターンをある程度予測できるのも面白かったし、だるくなる素材集めや道中の望まない戦闘も、レベル差があれば一掃モードでサクッと飛ばせるので冗長にならないのも良かった。
上位モンスターはHPが跳ね上がるだろうから、これからはダレそうではあるがw


★育成

ガチャ要素の強い卵集めはどうかと思うところはあるが(まあ日本人ガチャ大好き民族だからなあ)、
仲間モンスターのスキルや特技を伝承させていく育成システムは自由度が高くて面白い。
この子にあのスキルやあの特技を覚えさせたいから、あの卵を採ってきてレベルいくつまで育ててと、ついつい長く考えてしまい、気付いたら寝る時間を過ぎていたということがしばしば。
序盤の弱いモンスターや相性の悪いモンスターでも魔改造すれば何とかなるので、時間と労力をかければお気に入りのモンスターがずっと使えるのが嬉しい。


★ストーリー

ストーリーズというタイトルながらストーリーはお粗末の一言。
ストーリーの大筋はツッコミどころは多々あるが、百歩譲って可としよう。しかしその中身、主にストーリーが進むイベントムービーの9割が不可。
とにかくキャラクターの言動が酷い。幼稚を通り越して脳死。全く頭を使っていないとしか思えない。悪人がやめろって言ってやめるなら警察要らないよねって小学生にも失笑されそう。
誰だよこの脚本書いた奴。自分が担当なら全ボツで即クビにするぞ。



そんなわけで、
ゲームシステム:優、ストーリー:不可 なゲームだった。
RPGとしてはダメな気もするが、元々ストーリーはないに等しいモンハンらしいと言えばらしいかな。

贄?いいえ違います。(今週のアニメ感想2)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇 第13話 『犠牲―モルグ―』

日曜に視るの忘れてた。視る本数減らさないとだな。
肉体的以上に精神的に追い詰められているベルと、階層主を倒せそうと思わせてからの窮地に追い込まれる残されたパーティメンバー。どちらも一度上げてからどん底に突き落とす悪魔のような所業。
でも、これでもまだぬるい方なんだよなあ。こうして改めて視ると、生還するのは奇跡以上の何かだと思わされる。


転生王女と天才令嬢の魔法革命 第3話 「憧憬と追憶の虹霓魔剣」

姫の顔芸が酷い(誉め言葉)
ユフィ嬢、暗いよー重いよー。あんなことあった直後だから仕方がないんだけどさ。
でも、この子が「ド派手にお忍び」をする能天気百合姫に染められていくかと思うと、、、いいね。とてもいいね。いや、どちらかというとメイドさんに寄りそうだけど。既にジト目がうつってたしw
婚約破棄の真実が明らかになるの大分後だから、ここで真面目にやってもアニメだと宙ぶらりんになりそうだけど、大丈夫なんだろうか。


虚構推理 Season2 第2話 雪女のジレンマ

お、知ってる話きた。
考え方が柔軟で茶目っ気があってそれでいて一途な雪女さん。文章だけでもかなり可愛かったけど、映像になったらもっと可愛い。出会いのチョコバーから、再開後のデートまで雪女のイメージに似合わない子供っぽい笑顔が素敵。それに真っ白の肌に赤面が映える。トドメにウサギとは実にあざとい。
……これ何の話だっけ? まあいいかw

「不可逆怪異をあなたと 床辻奇譚」古宮九時(電撃文庫)

大量の血だけを残して全校生徒が消失した『血汐事件』。その日遅刻して偶然にも難を逃れた青己蒼汰は、血の海となった教室で、彼にとっての唯一の肉親である妹・花乃の生首を発見する。だが、花乃は首だけの状態でなお生きていた。
花乃の身体はどこに隠されたのか。
この凄惨な事件は何故起きたのか。
借り受けた呪刀を携えて床辻市内のオカルトを追っていた蒼汰の前に、謎の少女・一妃が現れた。彼女は街の怪異から人々を匿う『迷い家』の主人だという。
そして少女は告げる。私が君の運命を変えてあげる、と。
――踏み出したら戻れない、怪異狩りの闘争がここに始まる。


彼方と此方が近くなってしまった日本。その中でも特に怪異現象が起きやすい床辻市。怪異が絡む事件に巻き込まれ、首だけになってしまった妹の身体を探す為、悪意ある怪異と立ち向かう兄の奮闘を描く物語。

コメディ要素のない怖めのオカルトでアクションをするラノベは一昔前ならいっぱいあったけど、最近はめっきり少なくなってしまったので、懐かしさを感じながら読んだ。
中でも主人公・蒼汰の無謀さと図太さに手に汗握りながら読むことになる、ギリギリの緊張感とスタイリッシュさを兼ね備えたアクションが秀逸。但し、冒頭の事件を筆頭に事件が起こるたびに血生臭くなるのが、血が苦手な自分としては大きなマイナス点。
なんて、可もあり不可もありで総じてそこそこ面白い、くらいのテンションで読んでいたら、最後のどんでん返しの連続でそこそこなんて感想は吹っ飛んでしまった。
ヒロインの一妃が初めから好感度マックスで全肯定なのがどうにも座りが悪くて好きになれない。なんて思っていたら、それ自体が伏線だったとは。なんて残酷な運命を用意しているんだ。やっぱ『Unnamed Memory』の作者だわ。作品のメインコンビに厳しいw その後の蒼汰が出す答えがさらに衝撃。色々な意味で「それでいいのか」と問いたい。
途中までは懐かしさを、最後は大きな驚きを。楽しい読書時間だった。

1/18の雑談

塗り替え

我が家の外壁塗装、始まる。

色々と不自由だけど仕方あるめえ。



年賀状のアレ

切手シート一枚でした(´・ω・`)
年賀状文化が廃れて、この抽選もなくなっていくのかね。



GYAO!サービス終了のお知らせ

三月一杯で全サービス終了だそうですよ。
ABEMAにやられてしまったんだね……
これまでお世話になりました(o_ _)o



スギ花粉師匠、去年の2倍本気出す

去年も結構な量を振り撒きませんでしたか?(^^;
たまたま雨上がりだった日曜に散歩した以外、外に出た記憶がないんだが。

「狼と香辛料 XXIV Spring Log VII」支倉凍砂(電撃文庫)

世界を変える大冒険へと向かった娘のミューリを追って、旅を続ける賢狼ホロと元行商人のロレンス。
だが借金で悩むサロニアの窮地を救ったロレンスの活躍が、思わぬ余波を生む。「貴重な森が失われる」と、森林監督官から詰め寄られてしまうのだった。
トーネブルクの未来を思い森を切り開く決断をした領主と、先祖代々の森を守りたい領民。その両者を気遣うホロを悲しませないためにも、ロレンスは皆が納得する妙案を練ることになる。
しかしそんな中、木材取引の相手、港町カーランの背後にはある女商人の影があって……。
長編書き下ろしで贈る、賢狼と元行商人の幸せであり続ける物語、第7弾!


借金と異端疑惑の払拭に守りたい森を切るしかない領主、難民受け入れの為にも町を大きくしたい新興の港町、近くに似た役割の町は出来てほしくない大きな港町。三陣営の思惑と問題事が絡み合い身動きが取れなくなったところに、現れた憐れな羊が一頭。三すくみ状態の真っ只中に立たされたロレンスの苦悩を描くSpring Log7巻。Spring Logとしては初の長編。

それはもう見事な雁字搦めで(苦笑)
切りたくない森を切る決断を迫られているトーネブルクの領主の問題は、自分のサロニアでの活躍の余波の木材不足が原因。しかも森が開かれれば、前回の活躍の報酬の麦畑に影響が出ることが必至の状態。領主を唆す新興の港町カーランに行ってみれば、かつてしのぎを削り結婚式にも参列してくれた商人エーブの姿が。どうやら彼女はコルやミューリの味方をしてくれているらしい。カーランの発展を良く思わないケルーベはかつて所属したローエン商業組合があり、お世話になったキーマンがいる。そして、コルとミューリの後始末の側面もある。
それぞれに縁もゆかりも大いにあり、誰もあくどいことはしていないから、どこも一人負け状態にはしたくない。しかし、どこかに損を被ってもらわないと話が前に進まない。あちらを立てればこちらが立たずな板挟みの中間管理職の辛さに、JRPGの悪いところ=たらい回しのおつかいクエストの冗長さを合わせたような、これまで軽い短編ばかりだったSpring Logには珍しい重苦しい話で読む手がなかなか進まなかった。反面、どうやって切り開くのか、解決方法への楽しみが募る展開でもあった。
で、その解決方法はロレンスとホロの持ち味を半分ずつ出し合ったような、程よく機転が利いていて程よく力技でいい塩梅。でもそれ以上にスカッとさせてくれたのが終章の271ページの挿絵。
キーマンの胡散臭い笑顔とそれを見るエーブの冷たい目がツボ。文章でも胡散臭いキーマンの演説とやれやれと言わんばかりのエーブとホロの反応ともピッタリでめっちゃ笑った。それまでの鬱憤を全て吹き飛ばしてくれた。キーマンさん良いキャラしてるわー。
次回、エーブに唆された二人は食道楽の旅へ?