いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



BITTER×SWEET BLOOD (電撃文庫)

BITTER×SWEET BLOOD周防ツカサ電撃文庫
BITTER×SWEET BLOOD

私は、闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き、朱い玉が肌を伝った。
それが、彼との関係の始まり。
彼は、私の心を激しくかき乱す。彼に会うたびに、言葉を交わすたびに、見つめられるたびに、ドキドキとゾクゾクがやってくる。彼の身体の一部に触れただけで立っていられないのだ。……そう、彼は、私にとって『特別』な存在。
――私の血を吸った“ひと”。
『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る……。血の契約を結んだ少年と少女の現代ヴァンパイア・ストーリー。


確かにビターでスイートだったけど・・・・・・えらい薄味だった。
よく言えば上手くまとまってるんだけど、その分これいった特徴がない。それにこの作者が持っていた独特の雰囲気も薄れてしまったような気もする。王道やベタは嫌いじゃないけど、キャラでもストーリーでも雰囲気でも何でもいいから何か特徴がないと・・・
序章みたいな内容だし、玲子の体質の秘密も明かされてないから続けようと思えばいくらでも続けられるとは思うけど、これの続きをやるくらいなら『ユメ視る猫とカノジョの行方』の続きをやって欲しい。