いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



クインテット! 1 (GA文庫)

クインテット!1」越後屋鉄舟GA文庫
クインテット! 1

椿敬介は父一人子一人で暮らす高校生、だった。ひょんなことから、いきなり5人もの女の子が次々に椿家にやってくるまでは。
突然同居することになった幼馴染みに押しかけ家来、義理の妹、初めて会った許嫁、そして現役アイドル――ナニ? この、女の子だらけの大家族!!
いきなりの事態に戸惑い気味の敬介は、5人の居候娘にペースを乱されっぱなし。しかもなぜか妙になつかれたり、布団の中に侵入されたり、それを見られて殴られたり……。
一つ屋根の下で5人の居候娘達が巻き起こす、スラップスティックなコメディ旋風!


うーん、前半は良かったんだけど・・・
幼馴染、令嬢、義理の妹、許婚、アイドル5人の女の子と同棲。ここまで露骨にエロゲ的シチュエーションだといっそ清々しいねw
その中身は意外にもラブコメ成分が薄いけど、その分大家族のドタバタ感とハートフルな話がとてもいい。
ただ最後の祭りがイマイチ。内容的にドタバタ感をもっと前面に押し出して欲しい話なのに、必要以上に薀蓄を入れてしまったために流れを止めてしまっている。雑学を入れてくれる作品は好きなんだけど、これはちょっと入れ方が下手。めちゃくちゃな設定でドタバタコメディをやっているんだから、ネタよりも勢いを大事にして欲しかった。