いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第91回全国高校野球選手権大会 第15日

勝戦
日本文理(新潟) 9−10 中京大中京(愛知)


予想通りの打ち合いは中京大中京が長打で得点を重ねて打ち勝った。
序盤は2点ずつを取り合うもなかなか得点が入らず重苦しい雰囲気が漂っていたが、試合が大きく動いたのは6回。
6回表、中京大中京はピンチをこの回登板の二番手森本が退けると、その裏相手のミスに付け込み一挙6点のビッグイニング日本文理としては3,4,5回のピンチをエース伊藤が粘って無得点で抑えてきただけに、相手に流れを渡す痛いミスとなってしまった。
その後、点を取り合い6点差で9回へ。点差もありあっさりと2アウト、試合は決まったかに思われた。
しかし、日本文理がここから驚異的な粘りを見せる。
ヒットや四死球など7者連続出塁で一挙5得点で一気に1点差。しかし追撃もここまで。最後もあわやという当たりだったが野手の正面を付いてしまい後一歩及ばなかった。
中京大中京は最後の1アウトを取る難しさを味わったが辛くも逃げ切った。



イニングリプレイ
先攻:日本文理 後攻:中京大中京


1回表
1アウトからヒットでランナーを出すもダブルプレーで3人で攻撃終了。
中京大中京の先発堂林はいつもどおり低めの変化球中心のピッチング。


1回裏
ヒットと送りバントでチャンスを作ると、4番堂林のツーランで中京大中京が先制。
その後もチャンスを作るが、そこは日本文理の先発伊藤が踏ん張った。
伊藤の調子は昨日とさほど変わりがないように見えるが、球が少しでも甘くなると中京大中京打線が見逃してくれない。
日本文理(新潟) 0−2 中京大中京(愛知)


2回表
4番5番の連続ツーベースで1点を返す。しかし、そこから三者連続三振で反撃はそこまで。
日本文理としてはすぐに1点返せたことは大きい。
日本文理(新潟) 1−2 中京大中京(愛知)


2回裏
1アウトからヒットでランナーを出すもダブルプレーで3人で攻撃終了。
中京大中京はファーストストライクからどんどん打ってくる。


3回表
2アウトから2番高橋のホームランで同点。
日本文理打線も球が少しでも高めにくると逃さない。
日本文理(新潟) 2−2 中京大中京(愛知)


3回裏
1アウトからエラー、四球、ヒットで満塁のチャンスを作るも後続が連続三振で無得点。
得点経過といいこれは日本文理に流れが傾くか?


4回表
1アウト一塁から6番伊藤のセンターオーバーかという当たりをセンター岩月がスーパーキャッチ。
相手の得点を防ぐと同時にチャンスで得点できなかった嫌な流れを断ち切る素晴らしいプレー。


4回裏
ノーアウトからランナーを出すもバント失敗などもあり無得点。


5回表
この試合初めての三者凡退。
両チーム共に中軸以外は今のところ低めの変化球の見極めが出来ていないか。


5回裏
3番4番の連続ヒットでノーアウト二三塁のチャンス。しかしまたも後続が倒れ無得点。
中京大中京は3,4,5回と拙い攻めが続いている。これは流石に日本文理に流れが傾きそう。


6回表
ノーアウトからヒットと死球で一、二塁のチャンスを作ると、ここで中京大中京は早くも堂林から二番手森本にスイッチ。この起用に森本が見事に応え、このピンチを無失点で切り抜ける。
日本文理もチャンスを生かせず、試合は膠着状態か?


6回裏
1アウトから四球とエラー臭い内野強襲ヒット2本でまたも満塁のチャンス。3番河合は倒れるも4番堂林のタイムリーで中京大中京についに得点が入る。
さらに死球で満塁になると6番伊藤のボテボテのピッチャーゴロに一塁手も出てしまい、ベースカバーがなく記録内安打で1点追加。すると日本文理の伊藤が気落ちしたのか、続く7番柴田に走者一掃のタイムリーツーベースを打たれこの回一挙6点。
日本文理は守備の乱れが大量失点に繋がってしまった。
日本文理(新潟) 2−8 中京大中京(愛知)


7回表
789番の三連打ですぐさま1点を返すも、1番がダブルプレー、今日3安打と好調の2番高橋も倒れ1点止まり。
失点後にすぐに返せたのは良かったが、下位でチャンスを作れただけにたった1点という印象が強い。
日本文理(新潟) 3−8 中京大中京(愛知)


7回裏
1アウトからヒットでランナーを出すと3番河合のタイムリーツーベースで9点目。さらに2アウトからワイルドピッチでランナーが進むと5番磯村のセンター前でもう1点。
この2点の追加点は大きい。
日本文理(新潟) 3−10 中京大中京(愛知)


8回表
2アウトからヒットとサードのエラーで一、三塁のチャンスを作るとワイルドピッチで1点。
中京大中京としてはまだ6点差あるがミスが続いた嫌な失点。
日本文理(新潟) 4−10 中京大中京(愛知)


8回裏
ノーアウトのランナーをバントと内野ゴロで三塁まで進めるが無得点。


9回表
6回途中からライトを守っていた堂林が再びマウンドへ。
あっさり2アウトを取り試合は決まったかに思われたが、ここから日本文理が驚異の粘りを見せる。
四球とワイルドピッチでチャンスを作り、2番高橋の今日4本目のヒットでまず1点。3番武石のスリーベースもう1点。
さらに堂林が4番吉田に死球を当てたところで、この回から一塁を守っていた森本がもう一度マウンドへ。
ところがこの流れは森本にも止められず、四球後の連打でついに1点差。
しかし、最後素晴らしい当たりがサード真正面のライナーで試合終了。
日本文理(新潟) 9−10 中京大中京(愛知)


優勝
中京大中京