いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「機巧少女は傷つかない2 Facing "Sword Angel"」海冬レイジ(MF文庫J)

機巧少女は傷つかない〈2〉 Facing "Sword Angel" (MF文庫J)
機巧少女は傷つかない 2 (MF文庫 J か 8-2)

機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。そのトップを決める戦い〈夜会〉開幕前日、自室に戻った雷真とパートナーの夜々が目にしたのは、宙吊りにされた少女(と犬)だった!「どういうプレイですか、雷真。女を部屋に連れ込んで……吊るして……!」「妙な誤解をするな!」少女の正体は、雷真の初戦の相手〈静かなる騒音〉フレイ。そして彼女の目的は……雷真の暗殺!? フレイが仕掛ける数々のトラップ(と、色々と勘違いする夜々の嫉妬)に雷真が閉口する中、ついに夜会が開幕する――。シンフォニック学園バトルアクション第2弾!


う〜ん、微妙。
キャラは良かった。
夜々は相変わらずで面白かったし、新キャラのドジっ子姉とツンデレ弟もキャラが立っていた。特に弟の方は雷真との掛け合いが良くて、今後もいいコンビになりそう。
でも、ストーリーがよく分からなくなった。
雷真も1巻で語った目的とは逆の行動ばかりしているように見えるので、何がしたいのかよく分からなくなった。それに色々な組織が説明なしに当然のように出てくるんだけど、前巻にそんなのあったっけ? 物語の中核を見失ってしまった感じで、展開に全然ついていけなかった。また、雷真が重傷でもあっさり復活したり、硝子が万能すぎたりとバランスもイマイチ。
パーツは良いんだけど、物語としては話の筋もバランス面も軸がぶれてるような気がしてならない。
続きはどうしようかなぁ・・・。