いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第97回選抜高等学校野球大会 第8日

第1試合
エナジックスポーツ(沖縄) 4-9 智弁和歌山(和歌山)

4回まで毎回得点、序盤にリードを広げた智弁和歌山がベスト8へ。
得点経過等の試合内容よりも両極端な投球テンポが印象に残る試合だった。
投球テンポが速すぎて途中球審に注意を受けた智弁和歌山の先発渡辺。一方、投球の間合いが無駄に長いエナジックスポーツの投手陣。それに1回戦でも思っていたけど、牽制があまりにも多すぎる。
高校生の試合でこの点数で2時間50分の試合時間は異常だわ。確かにいくら牽制してもいくら間合いが長くてもルール上は問題はないけれど、どこまでもグレーゾーンを行く学校だなと、ますますエナジックスポーツへの印象が悪くなった試合だった。 
エナジックスポーツのHP見たら「世界へ翔く、トップアスリートの育成」を目標に掲げていますって書いてあった。本場のメジャーを中心に時短を目指している今の世界の主流と完全に逆行してるんですがそれは…。



第2試合
早稲田実(東京) 4-7 聖光学院(福島)

聖光学院が逆転勝利。
3回終わって3-0で早実リード。1回戦の内容から考えても早実の楽勝だろうと思っていたら、一回りした後の聖光学院打線が凄かった。連打でチャンスを作ると相手のエラーも重なって4回一気に同点。ここで流れを掴み、その後は終始優位に試合を進めた。
早稲田実はエース中村が掴まったのが最大の誤算だが、その後の継投が上手くいかなかったのがさらに誤算だった。というか、好リリーフしていた二番手浅木をなぜ2イニングで代えたのか。最低もう1イニングは行けただろう。7回の3失点は采配ミスな気がしてならない。結果論だけど。



第3試合
浦和実(埼玉) 8-2 東海大札幌(北海道)

投打が噛み合った初出場の浦和実が快勝でベスト8進出。
浦和実はヒットを打ったのがイニングが2,3,8回の3イニングのみ。そのすべての回で得点するという初出場校とは思えない勝負強さを発揮。また5回から登板した変則サウスポーのエース石戸が今日もナイスピッチング。まともな当たりのヒットは9回に1本打たれたのみ、東海大札幌打線を寄せ付けなかった。ただ、監督としては先発投手にもう少し頑張ってもらって、エースの負担を軽くしたかったところだろう。
東海大札幌の敗因はどこまで行っても守備。2試合で9エラー、記録上エラーにならなかったまずいプレーも多数では、たとえ失点にならなかっとしても試合の流れは相手に行く。雪国で冬場外で練習できないのは気の毒ではあるが、それでも選ばれて出ているからには最低限の守備はしてもらわないと。