いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



3/15の雑談

日曜日

ぐだーっとしてたら終わってた_ノ乙(、ン、)_
今日は『赤髪の白雪姫』の一挙放送を垂れ流しながらゲームしてた記憶だけしかないw



ラディッシュ15日目

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何か所か遅れて出てきた。
しかし、全体としては思ったほど伸びず。
これ、発芽から20日でも育ちきらなくね?(^^;



開花(まずい)

花粉が嫌でブロッコリーの様子を週に1回しか見ていなかったら


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花が咲いてしまった。
花が咲くと不味いのでポイーで



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週一だとその分いっぱい取れるんですけどね。

元鞘(今週のアニメ感想)

へやキャン△ 第10話 氷穴こわい

タイトルの書き方から饅頭こわいの方かと思ったら、ホラー寄りだった。
スタンプラリー帳、ちゃんと名前書いてあるのかよ。なでしこちゃん小学生かな?かわいいな。
そしてこれはリンちゃんもスタンプラリー周る流れ? 原付で一人で周りそうだけど。


恋する小惑星(アステロイド) 09 本当の気持ち

バレンタインから卒業まで。
同居ですってよ。あら^~ ……って随分あっさり。今回のメインイベントじゃなかったのか(^^;
地球チョコの完成度高いな、おい。地学部みんな器用だ。
卒業でやっとモンロー先輩でいい話になったと思ったのに、、、最後の一言で台無しだよ!


虚構推理 第十話 虚構争奪

第2第3の虚構編。
紗季さんが段々状況に慣れてきていることに苦笑い。
ぶっちゃけ画面見るはあんまりないな(^^;
手を変え品を変えで目先を変えているが、如何せん状況に動きがないのでね。。。

3/14の雑談

ダメな日はダメ

雨でも予報が「やや多い」止まりでも 反応する日は反応する。あ、花粉の話です。
鼻から水分が出ている所為なのか、最近トイレの回数が少ないような(^^;


白い日

姪たちの来訪に合わせてなので、私のホワイトデーは22日になります。
今年は何を作ろうか。


ガソリン価格

円高原油安なのにほんのちょっとしか下がらないでやんの(´・ω・`)ブーブー
上がる時は円安、原油高に敏感に反応するのに、何故下がる時はこんなに鈍いのか。


ノビル

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父が庭に除草剤を撒くというので、昨日のうちに確保したもの。
醤油漬けにして食す予定(現在漬け中)

「こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~」陸道烈夏(電撃文庫)

《フウ》――最下層の孤独少女。友は小鳥のアサと、ジャンク屋の片隅で見つけた、古いラジオのみ。
《カザクラ》――マイペースな腹ぺこガール。出会った瞬間からフウを「お兄ちゃん」と慕い、陽気な笑顔でつきまとってくる。
そんな二人が出会ったここは、世界にただ一つ残るヒトの国。異形の怪物たちが支配する果てなき砂漠の真ん中で、ヒトビトは日々の貧苦を喜びとし、神の使いたる王のために生きねばならない――。だが、彼女たちが知る世界は、全部大ウソだった。たくさんの知恵と一握りの勇気を胸に。今、《世界一ヘヴィな脱出劇》が始まる。
第26回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。
風の名を持つ、二人の少女の物語。


ディストピアを力強く生き抜く少女たちの物語。
何も知らない孤独な少女から、ラジオと本で知識を得て、友人を得て、戦う力を得て……と、一つ一つ段階を踏みながら、不条理な世界で生かされているのではなく、自分として生きる術を掴み獲っていく。そんな知識を得ることの大切さと生への渇望をパワフルに描いた作品だった。
雰囲気はかなり好き。但し、引っ掛かりを覚えることが多いので、改善の余地は大いにあるなと。要するに良くも悪くも新人賞らしい作品という印象。
良い点は、キーアイテムがラジオで冒険あり機械兵あり成り上がりあり女の子たちの友情ありと、男の子心を刺激してくる要素テンコ盛りなところ。そんな好きなものを詰め込んだ作品でありながら、ストーリーを破綻することなく最後まで書ききっているのは見事。おかげで多くのシーンでワクワクさせてくれる。
一方悪い点は、主人公が知識を得る過程が無かったり、チオウという国の組織がちぐはぐだったり、説明不足というかあちこちにディテールの甘さが目立ち、話の展開がご都合主義に感じてしまうところ。
大賞金賞作品に比べると完成度という点では大きく落ちる。しかしスケールが大きくて伸びしろがあり、最も化けそうなのはこの作品。過去、長期連載作やアニメ化作品を産んできた、電撃小説大賞《銀賞》に相応しい作品だったと言えるだろう。

「豚のレバーは加熱しろ」逆井卓馬(電撃文庫)

豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!
豚小屋で転がる俺を助けてくれたのは、人の心を読み取れるという少女ジェス。
ブヒッ! かわいい! 豚の目線なら、スカートの裾からチラリと純白の……。
「あの、心の声が聞こえていますが……」
まずい! 欲望がだだ漏れだ!
「もしお望みでしたら、ちょっとだけなら」
え、ちょっ……!?
まるで獣のような俺の欲望も(ちょっぴり引き気味ながら)受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。う~ん、豚でいるのも悪くないな?
これはそんな俺たちのブヒブヒな大冒険……のはずだったんだが、なあジェス、なんでお前、命を狙われているんだ?
第26回電撃小説大賞《金賞》受賞作!


異世界の豚に転生したオタクな青年と人の心の声が聞こえるの少女の冒険ファンタジー。何の力も持たないただの豚と、その世界で差別の対象になっている種族の少女。弱者の二人が手を取り合って苦難を乗り越えていく物語。
主人公が豚ってだけでも変化球なのにこの豚、とんでもない変態紳士豚野郎である。
基本的には紳士なのだが(オタクらしいヘタレともいう)、時々妄想と欲望を垂れ流す。読心能力のある少女との旅=地の文までヒロインに筒抜けな状態なのにも関わらずだ。それに対する純朴少女ヒロインのジェスの反応が絶妙。辱めて楽しむ「S」の時があれば、叱られる「M」な時もあり、どちらの属性の読者も楽しませてくれる贅沢仕様……なのか?
また、「たそ」とか「ンゴ」とか電子掲示板色の濃い文章なので、ラノベ読者層との相性は基本的には悪くないだろうが、好き嫌いは分かれそうな文章ではある。
と、上辺はなかなかのキワモノぶりを発揮しているが、本質は王道のボーイミーツガール。
頭脳担当の豚と行動担当のジェスが、力を合わせて困難を乗り越えていくことで信頼関係と好きという気持ちを育てていく過程が丁寧に描かれていくのが好印象。それにジャスが自然と応援したくなるくらい素直ないい子で、世界の秘密が明らかになっていくにつれ、厳しい現実を突きつけられる苦い旅路でありながら、爽やかで微笑ましい気分にさせてくれる冒険譚になってる。
それと、ちゃんと別れまでを描き切ってくれているのが良い。一期一会のボーイミーツガールを十全に楽しむには、別れは重要な一要素だと思うので。それだけにエピローグにはやや蛇足感があるが、続刊への繋ぎを作るためには仕方がないか。
自分の色を出しつつ芯の部分では王道を書ききった良作ファンタジー。金賞に違わぬ完成度で面白かった。

ただ、作者にこれだけは言わなければならない。
「豚はレバー以外もすべて加熱しろ」