「ネコのおと」(富士見ミステリー文庫)
参加作家:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平

2005年10月13日。富士見ミステリー文庫が誇る作家陣が、読者と共に「めちゃ売れ」企画を考えようというイベントが華やかに開催されました。傍から見れば無謀とも言える題材でひねり出されたのがこの企画。作家同士でリレー小説をやっちゃおう!
これぞ富士見ミステリー文庫の強み! 心意気!! こんな企画ができるのは富士見ミステリー文庫だけ!!!
ふとしたことから手に入れてしまった謎の学級日誌がキャラクターたちの手から手へ―― 物語は息つく暇なく驚愕のラストへと向かって疾走します。
世紀の奇書、もしくは富士ミスが生んだ奇跡をご堪能ください。
参考資料【秋葉原エンタまつり 「富士ミス企画を考えてみよう!」イベントレポート】
感想
「・・・・・・・。」
以上(マテ
表紙裏のあらすじがやけに白々しく見える。奇書には違いないけど、富士ミスが生んだ奇跡というよりこれを出版できる富士ミスが奇跡なんじゃ? 見どころは表紙のネコ耳凜ちゃんと気の毒なあざの先生の頑張りかな。
以下思いっきりネタバレのツッコミ
第一話 新井輝
第一話からいきなりやるなー!
でも後から考えるとこれが一番まともな話だった。
舞台を整え、自分の色を出し、ちゃんと次に繋ぐ。流石プロ!
第二話 築地俊彦
二話目にして早くもルール破るなー!!
しかも一番短いし、次に繋ぐ姿勢すらないし。
でもまだここまではよかった。ちゃんと作者のキャラクターだけで構成されてたし・・・
第三話 水城正太郎(悪しき流れを作ったA級戦犯)
リアルを持ち込むなー!!!
「小説作るぞ」の時の賀東招二氏の作品に似た激しく難産だった事が伺える内容。でもこれはなしだろう。
この話でこれ以降の流れが完全にあらぬ方向で固まってしまった。
ここで無難?に猟奇的な話にさえしていてくれれば、後の作家さんで面白い作品が読めたかもしれないのに・・・
第四話 師走トオル
丸投げするなー!!!!
前の話の煽りをもろに受けてしまって気の毒だとは思うけど、ここで無理やりにでも軌道修正してくれていれば・・・
第五話 田代裕彦
ダメだしするなー!!!!!
前四話の整理整頓とダメだしで半分以上埋めると言う悪魔の如き所業。でもこの話が一番面白かったw
第六話 吉田茄矢
一人だけ無視するなー!!!!!!
出演作家を次々と殺していくという第5話を超える悪魔の如き所業。
でもなぜ師走さんだけ名前すら出て来ないの?そんなに嫌いなのか?
第七話 あざの耕平
・・・。
無理やり引っ張り込まれ、こんな酷い流れの中トリを務めなければならなかったあざの先生にツッコミなんて入れられない。
六話からの無茶流れを上手く汲みつつ、六話で無視された師走氏を救済し、一話での小ネタさえも伏線として拾い、三話からの悪しき流れなんとかオチをつけ、ついでに編集部への日頃の恨みを晴らすというなんとも神々しい内容。でもその内容よりも冒頭の呟きの方が面白かったのは・・・悪しき流れのせいだ。
さてヴィクトリカかシノシノで口直しするか